嫌いな仕事を続けることにメリット無し【科学的根拠で断言】

嫌いな仕事を続ける意味はない

嫌いな仕事も続けるべきなのか?

好きなことや得意なことを仕事にできていますか?あまり多くないと思いますが、それどころか嫌いな仕事でも「仕事だから」と無理に続けている人もたくさんいるのではないでしょうか。

今回は、嫌いな仕事を続けるメリットや意味はあるのかについてをまとめました。

仕事へのモチベーションを持てていない人や将来どうすれば良いのか悩んでいる人にとって、少しのヒントとなれましたら嬉しいです。

嫌いな仕事を続ける意味はないしメリットもない!

嫌いな仕事を続ける意味はないしメリットもない

タイトル通りですが、結論です。

嫌いな仕事を続ける意味やメリットは全くありません。

嫌いな仕事を続けるべきでないのは個人的な主張じゃなく、仕事選びや成功する人の特徴など様々な研究からも明らかになっている事実です。

理由はこの後詳しく説明しますが、嫌いな仕事を続けるべきとする価値観は古き日本の価値観であり、現代では時代遅れと断言できます。

今の仕事が嫌いで仕方がないなら、社内で違うポジションを任せてもらうよう相談したり、転職でやりたい仕事に就くべきです。

嫌いな仕事は続けるべきでない理由

嫌いな仕事は続けるべきでない理由

嫌いな仕事を続けるメリットはないと断言しましたが、その理由について説明します。

1万時間の法則は間違っていた

嫌いな仕事でも続けるべきと考える人の多くは、

「嫌いな仕事でも続けることに意味があり、誰しもその道のプロになれる」という考えが根底にあります。

自分の過去の経験から話す人も居るでしょうが、その根拠として持ち出されるのが”1万時間の法則”です。

ご存知無い方のために説明すると、2008年にマルコム・グラッドウェルさんが発表した本を元に広まった考え方であり、天才や成功者はその道のプロになるために1万時間を費やしていると述べたものです。

新卒でも3年間は続けろとする考え方にも取り入れられるなど、世界的に広まった価値観で、何事も練習量によってスキルは高まるという常識が広まりました。

本記事のテーマである”嫌いな仕事を続けるべき”とする主張も、この本が追い風となり、「嫌いな仕事も続ければスキルが付き将来プロとして優秀な人材になれる」と考えられるようになりました。

1万時間の法則は間違いだった

2008年の書籍を元にしてセミナーや研修など至るところで言われるようになった1万時間の法則ですが、その後の様々な研究によって間違いであることが判明しました。

2019年の現時点で分かっていることをまとめると、

  • 一流になるにはある程度の練習時間や努力は必要
  • でも、スキルと練習時間は必ずしも比例しない
  • 数字で示すと26%程度

ある程度の時間をかけないと一流にはなれないけど、時間や努力の量と必ず比例するわけではないと言うのが最新の研究データです。

1万時間の法則の元となった研究では、集計方法が適切ではなかったのが原因と言われています。

嫌いな仕事をしても成功は保証されない

1万時間の法則が否定されたのを言い換えると、

嫌いな仕事でも「続けることに価値がある」と仕事を続けるのは大きな間違い!

と言うことです。

残酷な話でもありますが、仕事への意欲や生まれ持った素質がないと成功者にはなれないことが科学的に示された事でもあります。

ですが、反対に捉えるなら”やりたいこと・得意なことを頑張るべき”と言う意味でもあります。

嫌いな仕事を続けるのではなく、自分のやりたい仕事や得意な仕事をする方が、将来のためには得策になるのです。

仕事は多様化している

嫌いな仕事を続けるべきでない理由として、仕事が多様化していることもあります。

嫌いな仕事でもやり遂げることが大切だとする価値観は、昔の社会の体制に原因があります。

一人が行う仕事の幅は現代より幅広く、終身雇用制度が基本で転職もし難い時代だと嫌いな仕事でも続けている方がメリットが大きかったからです。

仕事は選べる時代に変わっている

皆さんもお分かりの通り、働く環境は数十年前と大きく様変わりしました。

IT化によって無駄な作業はどんどん効率化されたり、転職も活発になって人の流動性も高まっています。

トヨタ自動車のような日本を代表する大手企業も終身雇用制度を廃止する可能性を発言するなど、働く環境は昔の価値観では語ることができなくなっています。

嫌いな仕事でも続ける方がメリットが大きい時代から、仕事や会社は選べる時代に変わってきています。

昔と比べて仕事内容も非常に細分化されて、自分の特性にあう仕事も何かしら見つかる時代になり、嫌いな仕事を続ける意味は無くなってきています。

なぜ嫌いな仕事も続けることが美化されてきたのか?

確証バイアスの罠にハマらない対処法

嫌いな仕事を続けることに、メリットや意味はなくなっている理由を紹介してきました。

では、そもそも続けることを美化する価値観はどこから生まれてきたのか。考えられる3つの原因を解説していきます。

終身雇用制度が当たり前だった

1つ目は日本で働く上で終身雇用制度が当たり前だったことです。

終身雇用制度が当たり前の時代だと、2つの考え方が生まれてきます。

    終身雇用が生んだ価値観
  • 仕事を断ると会社に居にくくなる
  • 転職にネガティヴなイメージ

嫌いな仕事、苦手な仕事だからと断ってしまうと何十年も働く会社で働きにくくなってしまいます。かといって転職は一般的じゃないので印象は悪く、良い企業に転職できる可能性も低い現実がありました。

そのため、嫌いな仕事でも自分を押し殺して働き続けることが推奨されてきました。

我慢や耐えることを美徳とする日本人の価値観

2つ目の理由として、日本人的な価値観も1つの原因と考えられます。

日本では、我慢や耐え凌ぐことが賞賛される文化があります。

この価値観は日本人として誇らしく世界に自慢できる価値観ですが、仕事ではマイナスに作用していたと考えられます。長時間労働でも多くの人が働き続けているのは、この価値観が原因の1つとも考えられます。

その結果、嫌いなこと・苦手なことでも我慢してやり続けることを賞賛することに繋がり、”逃げ出す”行動をしにくい空気感を生んでしまう原因となりました。

働き方改善や仕事の効率化の社会的な流れに沿って、徐々に改善はされていますが、日本として誇らしい文化がネガティヴに働いてしまったことも、嫌いな仕事も続けるべきとする価値観が根付いている原因です。

会社の立場が強かった

今もまだまだ改善すべきところはありますが、会社と従業員の関係性も嫌いな仕事を断れない原因の1つです。

日本では働く人より会社の立場が圧倒的に強い社会になっています。

  • 会社主導の全国転勤
  • 仕事は会社の都合で振り分け
  • 上司の言うことはゼッタイ

本来、対等な立場である会社と従業員ですが、終身雇用制度や日本特有の価値観によって”従業員は会社の一部だ”とする考えが常識のようにすらなりました。

この考えが行き過ぎて長時間労働やパワハラにも繋がっていくのですが、会社が圧倒的に偉いとする文化も、嫌いな仕事も続けることを美化されてきた背景です。

仕事に対する古い価値観からアップデートしよう

嫌いな仕事を続けるのは古い価値観

最後に、嫌いな仕事をしないことで会社や社会はどう変わっていくのかもお話ししておきます。

ITやAIによって代替される時代に変わる

結論として、嫌いな仕事を無理に頑張らなくてもITやAIが代わりにやってくれる社会になります。

人間は創造的なアイデアを考えることは得意な反面、同じことをミスなくこなしたり私情を入れずに判断することは苦手です。

この苦手分野はITやAIが得意とする分野であり、既に多くの仕事が人間の手から離れています。

    人から機械・ITに変わった仕事
  • 切符からICカード
  • 音声の書き起こし
  • 受付嬢からペッパーで受付

昔は駅の改札に人が立って、切符を1枚1枚対応していましたが、自動改札機が出来、SuicaやPASMOなどのICカード=IT技術によって人が対応することはほぼ無くなりました。

このように、嫌いな仕事は人間がやらなくとも機械やIT技術、今後はAIが代わりに対応してくれるようになります。

無理に嫌な仕事をしなくても社会は回りますし、むしろ新しい技術の普及に繋がるかもしれません。

また、嫌いな仕事をする人が減ると人材確保のために給料が上がり、嫌いだけど給料が高いから仕事を続ける選択肢も生まれてきます。

無理や我慢をしなくとも、技術の発達によって世の中は成り立つ時代に変わっているのです。

好きなことや得意なことを全力でやろう!

嫌いな仕事を続けるのを推奨するのは、時代遅れの古い価値観であり、科学的にも正しい仕事の選び方ではありません。

改めて嫌いな仕事は続けない方がいい理由をまとめます。

    まとめ
  • 長い時間をかけても一流になれないことは科学的に証明されている
  • 好きなこと、得意なことほど成功しやすいのも研究で分かっている
  • 仕事は多様化して自分に合う仕事も見つかる可能性が高い

もし、やりたくない仕事・嫌いな仕事を無理に頑張っているのなら、ぜひ新しい価値観を取り入れましょう。

今の仕事を否定されていると感じる人もいるかも知れませんが、本質は好きなことや得意なことほど成功することにあります。

好きなことや得意なことを見つけ、トコトンやり切りましょう。

仕事も人生も、全力で楽しく生きられる未来は誰でも手に入れることができるのです。

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