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通勤時間が苦痛でストレスを感じるのは、現代病と言えるほど沢山の人が抱える問題です。
通勤時間のストレスがうつ病と大きく関係しているなど、多くの悪影響を及ぼしています。
今回は、通勤時間のストレスはいかに悪いのか?
また、その対処法はどう考えればいいのか?
この2つを軸にまとめました。
通勤時間のストレスはうつの原因!
これは経験的な話でなく、大規模な調査でも分かった、世界的にも問題になっている事実です。
通勤が長いと、うつの可能性が33%上がる
2017年に、イギリスの企業や大学が合同で行った、34,000人の労働者を調査した結果から紹介します。
通勤時間が長い人は、短い人より
- うつに悩む人が33%多い
- お金の心配が37%増える
- 仕事で複数のストレスを感じる割合が12%増える
この結果からも分かる通り、通勤が長いと33%もうつで悩む可能性が高まるのです。
3万人以上の大規模な調査なので、信ぴょう性も非常に高いと言えます。
通勤時間によるストレスは、心の病気を引き起こす大きな要因になってしまいます。
引用元はこちら
人生の満足度も下がる
イギリスの大学が行った26,000人を5年以上調べた調査でも、通勤時間のストレスが引き起こす悪影響が多く分かりました。
- 仕事の満足度低下
- 私生活の満足度低下
- 精神の不安が増加
仕事とプライベートのどちらの満足度も下がってしまい、心にも悪影響を受けてしまうのです。
通勤なので、仕事のストレスは理解できそうですが、私生活まで満足出来なくなるのは大問題ですよね。
また、この調査でも精神的な悪影響が分かっていて、心の健康を保つなら通勤時間が短いことに越したことは無いと言えます。
引用元はこちら
パニック障害の原因にもなる?
パニック障害とは、急にとてつもない不安に襲われて、手足が震えたり吐き気がする心の病気です。
このパニック障害ですが、満員電車で通勤するストレスが原因で引き起こされるかもしれないのです。
体調が悪い時や、酔って具合が悪い時など、いつ倒れたり吐いてしまうか恐怖に襲われた経験ありませんか?
満員電車で身動きが取れず、1度走り出したら次の駅まで降りられない状況は、時に、とてつもない恐怖感を生みます。
実際に、仕事で疲れたり極度の睡眠不足状態で満員電車に乗っていて、初めて発作を起こしてしまう人も居るほど。
今は普通に通勤できていても、もし過度なストレスを抱えた時、何かのきっかけでパニック障害を引き起こしてしまうかもしれません。
うつ病にとどまらず、パニック障害の原因も作ってしまうのが通勤のストレスなのです。
トラブルに巻き込まれるリスク
うつやパニック障害以外に、通勤時間が抱えるストレスとして、様々なトラブルに巻き込まれるリスクもその1つ。
多くの人が密閉された空間に集まると、色々とトラブルが起きます。
- 乗客同士のケンカ
- 痴漢や痴漢の冤罪
- 押されたり踏まれて怪我をする
- 吐いたり、飲み物をこぼして汚れる
満員電車で押されたことからケンカに発展することは、当事者はもちろんですが、
怒る人を見ると脳が縮むなど、周りへの悪影響も非常に大きいです。
また、押されたり踏まれる事は、骨折などの大けがに繋がる可能性もあります。
実際、芸人の千原ジュニアさんは、電車内では無いものの駅で待っていたらピンヒールで小指を骨折したことがあるなど、多くの人が密集する電車内だとその危険性は高まります。
このようなトラブルに遭遇するリスクや、トラブルを考えてしまうストレスも長い通勤時間で起こる弊害と考えられるでしょう。
なぜ通勤時間のストレスは大きいのか?
通勤時間のストレスは、病気の原因になるほど悪影響が大きいとお伝えしてきました。
では、なぜこれ程までに通勤はストレスが大きいのでしょうか?
実際、通勤ラッシュで感じるストレスは、戦場で臨戦対戦にある兵士に大きいと言う研究者もいるのです。
これ程までに大きなストレスを抱える原因を3つ紹介します。
1.密集して閉鎖的な空間
まずは非常に密着・密集した空間に閉じ込められること。
人には相手との関係性における適切な距離感=パーソナルスペースが存在します。
知らない人だと自分の身長と同じくらいの距離感、恋人のように非常に親しい人で15cmほどだと言われます。
でも満員電車だと、知らない人も15cmよりも近い距離に来てしまいますよね。
パーソナルスペースが侵害される事は、通勤時間で抱えるストレスの大きな要因です。
2.自分では左右できない環境
2つ目の理由は、自分では左右できない環境に閉じ込められることです。
電車は走り出したら一定の時間出ることが出来ませんし、自分の力だけで身動きを取ることもままなりません。
仕事のモチベーションでも語られる事が多いのですが、
人は自分で決められる状況かどうかが、精神の安定性に大きく関わるのです。
例えば、20kgのオモリを運ぶとしても、
Q 強制的にやらされるのか?
Q 筋トレをしたい人がやるか?
では、真逆の結果となりますよね?
3.時間のストレス
時間を左右できない事も、大きなストレスを抱える大きな要因となります。
時刻表通りにスムーズに電車が動けば問題ないですが、毎週のように遅延に巻き込まれていませんか?
実際、2017年に国土交通省が発表した通勤時間帯の遅延回数によると、ワーストの中央線では、ほぼ毎日発生している事が分かりました。
1位はJR中央・総武線各駅停車(三鷹―千葉間)の19.1日という結果になった。平日20日間当たり19.1日、つまりほぼ毎日、遅延が発生しているということになる。
引用:東洋経済オンラインより
他の路線を平均しても、2日に1回は遅延が起きている状況となっています。
日常的に遅延が起こるので
- 仕事に間に合うか分からない
- 明確な到着時間が見えない
このようなストレスを抱えながら通勤している事になります。
“自分で左右できない環境”が時間でも起こり、大きなストレスとしてのし掛かるのです。
通勤時間のストレスを無くすには、結局この方法
では、これだけ多くのストレスを解消するためにどうすべきなのか?
ベストは研究結果でもストレスが少ない結果が出ている、自転車や歩いて通える距離が一番ですが、歩きも含めて30分以内で通える距離を目指しましょう。
住む場所を変える
当たり前ですが、住む場所を職場の近くにするには引っ越しです。
「分かってるけど、家賃が高くなるから引っ越しできないんだ!」
こう考える人が多いですが、必要な視点はコレ。
例えば、
新宿から1時間の通勤を30分に短くする場合、年収300万円以上の人は自分の時給より安い自己投資で通勤時間を自分の時間に変えられるのです。
詳しくはこちらの記事で試算しています。
あくまでモデルケースとして1つの例ですが、自己投資の観点からも通勤時間の短縮を考えてみましょう。
職場に近付くほど家賃が高くなる人がほとんどですが、
身体へのストレスも減り、上がった家賃以上のリターンが得られる可能性が非常に高い解決方法です。
仕事を変える
もう1つは転職です。
転職で通勤時間を減らす方法は2つあります。
- 家から近い会社に転職する
- リモートワークOKの仕事を探す
1:家から近い会社に転職する場合
職場を近くするのは、文字通りで今の自宅から近い距離にある会社を探す事。
人手不足は数年間は変わる事がなく、転職者が有利な売り手市場はもうしばらく続く見込みです。
また、20〜30代の社会人は、転職で年収が上がる確率が高くなるといったデータもあります。
自宅から距離の近い会社に転職する事は、通勤時間のストレスが無くなるだけでなく、収入アップも見込める可能性があるのです。
2:リモートワークOKの仕事を探す場合
働き方改善に国をあげて取り組んでいる事もあって、徐々にですがリモートワークが出来る企業も多くなってきました。
今の会社でリモートワークができないなら、リモートワーク可の会社に転職すると、通勤時間のストレスから大きく解放されます。
週5日で無くとも、週の半分でも通勤から解放されれば、ストレスは大幅に減ります。
実際、在宅ワークの人達は仕事やプライベートの満足度が高いことも分かっているので、QOL:クオリティオブライフ(人生の質)の向上はかなり期待できます。
また、リモートワーク以外にも、コアタイム制を導入している会社なら、通勤時間は同じでも満員電車から解放されるので、そのような会社への転職も今のストレスを大きく減らす事に繋がるでしょう。
うつの原因、通勤のストレスから解放されよう
通勤時間のストレスは私たちの体と心に悪影響しか与えません。
大規模な調査からも分かっているように、うつ病やパニック障害の原因にもなってしまう、現代人が抱える大きな問題の1つと言えるでしょう。
通勤時間と人生への満足度がある程度比例している事からも分かる通り、通勤時間を減らす事で日々の生活の充実度は大きく上がります。
そして、通勤時間が減ることはストレス以外にも自分が自由に使える時間ができるなど、多くの”オマケ”も付いてきます。
もし、既に多くのストレスを抱えてしまっているのなら、人生を充実させるために一歩踏み出してみましょう。
引っ越しでも転職でも、最悪やり直しは可能です。
ストレスが減り、今よりも充実した日常が送れるよう、ささやかながら応援しています。