残業が多いとなぜ辛い?【辞めない3つのリスク】転職する方が良い?

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残業が多くて毎日辛いと感じている人たちへ!

業務量が多く、毎日帰る時間が遅くてしんどい気持ちになることもあるでしょう。

自分の能力のなさを責める時もあるかもですが、残業が多くて辛く感じるのは人として当たり前の心理なのです。

なぜ残業が続くと辛く辞めたいと感じてしまうのか。また残業がもたらすデメリットとは何かを解決策とあわせて紹介していきます。

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残業が多いと辛く感じる3つの理由【人として当然】

残業が辛いのは人として当然

残業が多いと、ほとんどの人は辛いと感じ、時には辞めたいと感じてしまうでしょう。

真面目な人だと「このくらいで負けて情けない」と感じるかもですが、残業によって辛く感じるのは人として当たり前の心理です。

なぜ残業によって辛く逃げ出したいと感じてしまうのか。その理由を3つ紹介します。

自己コントロール感のなさ

仕事や人生へのモチベーションを保つ上で、大切なのが自己コントロール感=自分が決めている感覚です。

自己コントロール感は仕事の生産性や集中力を保つ上でも大切な要素ですが、残業が多いと自己コントロール感は大幅に下がります。

自ら進んで残業する人でも稀にいますが、できるだけ早く退社して自分の時間を作りたい人がほとんどではないでしょうか。

早く帰りたいのに、仕事が終わらずに残らざるを得ない状況は自己コントロール感を下げ、辛く辞めたいと感じる原因を作るのです。

ゴールが見えない

残業が毎日発生する状況だと、そもそも業務量が適切じゃないと考えられます。

やっても無限に降ってくる業務をこなし続ける毎日だと、目指すゴールが見えません。

続けた先に何があるのか・自分がどこに向かっているのかが分からない状態は、モチベーションを下げる原因となり仕事への辛さを増やすのです。

いつになったら残業が減るか分からない状態

残業が解消されるには、一人当たりの仕事量を適切にする必要があります。

  • 人を増やす
  • 仕事を減らす
  • 効率を上げる

残業を減らすためにはこの3つで対策をすることが必要ですが、多くの会社だと目処が立っていない場合が多いです。

人を増やそうにも採用が進まなかったり退職が多い状態や、効率を上げるにも人の根性任せの対策しか行われないなど、思い当たる人も多いのではないでしょうか?

会社の方針として残業を減らす方向性はあったとしても、あと何ヶ月・何年掛かるのかが明確でない職場だと、いつまで残業し続けるのかという不安に駆られて辛さや辞めたさの原因を作ることとなります。

遺伝的なストレス

残業に辛さを感じるのは、人間の作りとして無理な労働時間になっていることも理由の1つです。

1日8時間の労働やそれ以上に発生する残業は、私たちの遺伝子が対応しきれない労働時間のため、必然的にストレスがかかり辛く辞めたい気持ちを生み出します。

やる気や仕事内容によらず、働く時間が長すぎることは遺伝的に負荷をかけているのです。

1日8時間でも長すぎる労働時間

せめて残業せずに定時上がりをしたいところではありますが、実は8時間でも遺伝的には働き過ぎなのです。

労働時間の歴史をざっくり辿ると、以下の4つに分けられます。

    労働時間の歴史
  • 狩猟民族(20万〜1万年前):4〜5時間(2日に1回狩りをする)
  • 農耕民族(1万年前):6〜8時間(毎日働く)
  • 産業革命(200年前):14時間
  • 現代:8時間労働が基本

ヒト(ホモサピエンス)のほとんどは狩猟民族です。1日に4〜5時間狩りをして、獲物が取れれば次の日は休んでも問題ない生活を送ってきました。そこから毎日仕事をする農耕民族となり、産業革命では寝る時間以外を労働に充てるようになりました。

産業革命での働き過ぎを改善するために、現代では8時間労働が基本になっていますが、人間の遺伝子は狩猟民族の時から大きく変わっていません。

つまり、遺伝子だと1日4〜5時間が適切で、それより長く働くシステムではないのです。

6時間労働で生産性もアップ

残業が多いだけでなく、8時間でも長過ぎる労働時間の見直し徐々に始まっており、人間本来の労働時間に戻すことで生産性の向上も見られています。

CNNに掲載されたスコットランドの旅行会社センシ・ディジタルの取り組みでは、8時間労働よりも大幅に生産性が高まった事例が紹介されました。

英スコットランドの旅行会社センシ・ディジタルは今年3月から実験的に1日6時間勤務を採用した。経営者のクリス・トーレス氏によると、始業時刻は午前9時半、終業時刻は午後3時半。給与は8時間勤務時代と変わらず、賃上げも実施したという。

生産性が大幅に高まり、トーレス氏によれば、それまで2~3カ月を要していたプロジェクトが1~2カ月で終わるようになったという。

引用:CNN 1日6時間勤務、健康も生産性も向上か スウェーデンで実践より

8時間労働ですら長いと改善が進む中、残業が毎日続く状態は、人間の仕組みとしてあっていない働き方なのです。ストレスを抱え、辛く感じても当然と言えますよね。

毎日残業が多いとさらに危険!【辞めない3つのリスク】

毎日残業が多いと危険

残業が多いとなぜ辛く感じてしまうのか?を紹介してきましたが、毎日多くの残業があると、気持ちだけでなく体にも悪影響が出てきます。

残業が多いことで起こる健康面のリスクも紹介しておきましょう。

過労死のリスク:80時間/月の残業

国が定める健康リスクのある残業時間として、過労死ライン=80時間/月を覚えておきましょう。

過労死ラインとは、死に至った原因が過労にあると断定できる目安の残業時間です。

80時間は何かが起きた時、2〜6か月間にわたって80時間を超える残業があったかを表し、直前の1ヶ月では100時間の残業が目安とされています。

月に20日働くとすると、1日4時間近く残業がある人は残業によって命の危険もある状態だと理解し、今の会社で良いのか本気で考え直すべきです。

週に15時間の残業で脳卒中リスクが33%上がる

国が定める過労死ラインは月に80時間が目安ですが、もっと少ない残業でも健康には悪影響が出てきます。

ロンドン大学が調べた研究結果によると、週に1〜8時間の残業でも脳卒中リスクは10%上がり、週15時間となると33%も高まることがわかりました。

  • 週の労働時間が40時間までなら問題なし!
  • 週の労働時間が41〜48時間になると脳卒中リスクが10%高まる!
  • さらに週の労働時間が55時間を超すと脳卒中リスクが33%、心疾患リスクが13%高まる!
引用:パレオな男 労働時間が週40時間を超すと、死ぬリスクが一気に高くなっちゃう件 より

月に直すと60時間ほどの残業でも、健康にはたくさんの悪影響が起こり得ることが分かります。週に1〜8時間でも10%も高まるのは結構ハードルは高いですが、残業が少ないに越したことはないと言える1つのデータです。

過労死ラインまで行かずとも、残業はなるべく少なくしておく方が将来の自分のためになることは間違いないでしょう。

肥満やうつの原因にもなる

毎日の残業のように、ストレスがかかる状態は上記以外にも多くの悪影響を及ぼします。

主な理由はストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されることで、体や脳に炎症が起きることです。

コルチゾールは本来、命の危機にさらされた時に分泌されるホルモンで、体を臨戦態勢にして危険を回避しようとします。

一時的なら問題ないのですが、毎日のようにストレスがかかりコルチゾールが分泌されると、血圧が高い状態が続き血糖値を高めたりと健康にも悪いことばかりです。体の至る場所で炎症が起き、心にも悪影響を及ぼします。

毎日の残業で発生するストレスはデメリットしかないと考えておくべきでしょう。

残業が辛い時の対処法【転職が一番?】

残業が多い時は転職すべき?

残業はモチベーションを奪うだけでなく、体にも悪影響があるとお伝えしてきました。

では、残業が辛い時はどう解決すれば良いのでしょうか?

結局、転職が一番良い解決策

残業が多い会社で働いているのなら、転職が一番手っ取り早く確実に残業を減らせる方法です。

今の仕事や会社にどうしても居なければいけない理由がないのなら、転職が一番おすすめの解決策になります。

環境は急に変わらない

転職をおすすめする理由として、環境はすぐには変わらないことが挙げられます。

人は変化を嫌う生き物です。たとえ今の仕事が残業が多い状態だとしても、責任者や経営層は残業が減ることで売上が下がったり、人を採用することで経費が増えるリスクを嫌います。

本来は仕事時間を減らす方が生産性を高めたり、離職率が下がったりするのですが、正しい判断ができる経営者はそう多くはいないでしょう。

また、既に根付いた文化を変えることは、そう簡単なことではありません。

改善されるまで数ヶ月・数年とかかる中で働いて自分を削ってしまうのなら、転職をして残業がない環境に行く方が合理的な決断となるでしょう。

残業が当たり前の会社は待遇も上がりにくい

残業をよしとしている会社は、たくさん働いて欲しい経営層の意見の現れでもあります。

残業代が付くならまだしも、みなし残業やサービス残業がある会社なら、従業員をなるべく安くたくさん働かせようとしている会社です。

サービス残業ありきの会社では、残業を減らす考えもなければ従業員のために待遇を良くしてあげる気もない会社と言えます。

転職することで、時間や業務に応じた適切な働き方ができるようになり、待遇もプライベートもメリットが生まれてくるはずです。

残業が多くて転職する人もたくさんいる

大企業で早期退職も多くなり、1つの会社で長く働く価値観が薄れていく中で、転職することは当たり前になってきました。

そして、残業や待遇で不満を感じて転職に踏み切る人も増えています。

転職サイト・転職エージェントでも、残業が少ないホワイト企業を中心に紹介するところも増えており、残業を減らせる転職もしやすいことも、対処法として何よりおすすめできる理由の1つです。

残業が少ない会社に出会える転職サイト

残業が少ない会社に行きたいと思っても、転職サイトを正しく選ばないと優良企業には出会うことはできません。

転職サイト・エージェントにも得意不得意があり、残業が少ない会社を紹介してくれる所は限られます。

残業が少ない会社・ホワイト企業を探しやすい転職サイトを3つまとめました。

辛く辞めたいと感じているのなら、まずは登録して相談や実際の求人を見ることから始めてみましょう。

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辛い残業から解放されよう

辛い残業から解放されよう

残業が長く辛い方向けに、辛く感じる理由や悪影響、転職をおすすめする理由について紹介してきました。

残業することにメリットはほぼありません。

もちろん、独立や成長のために進んで残業する人も中にはいますが、辛さや辞めたいと感じながら残業していてもモチベーションは上がらず、スキルが身に付く前に心にダメージを負ってしまうことと

毎日の残業に辛さを感じているのなら、少しの勇気を出して整った環境に行くことが最善策となります。

自分の将来のために何が一番正しい判断となるのかを考えて決断しましょう。

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「人生の生産性アップ」をテーマに、仕事やスキルアップに関する情報を発信しています。【経歴】明治大学→不動産系ベンチャー→WEBマーケティング。WEBマーケティングの仕事をしつつ、転職や勉強方法などについて更新しています。