当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
転職する人の割合ってどれくらいなの?
社会人になりたての20代、ある程度世の中が分かってきた30代など、転職を考えるタイミングは人それぞれですが、周りはどのくらい転職を経験しているのか気になりますよね。
本記事ではいくつかの調査結果をもとに、転職経験者の割合を年代や業界別に紹介していきます。
20代の転職経験者の割合は3割超え
新卒で社会人になり、社会を知っていくと誰しも転職を考える時期がやってきます。
仕事内容や会社の文化、違う業界に興味を持つなど、転職したくなるキッカケは人それぞれですが、世の中の人はどれくらい転職しているものなのか気になると思います。
20代ではどれほどの人が転職を経験するのか紹介します。
20代の転職経験者は35%
まず紹介するのは、転職サイトdodaが行った25〜39歳の正社員800人に対して行ったアンケート結果です。
年代別で転職経験者の割合を調べた結果、
3人に1人以上が1回以上の転職を経験しています。
検討した人も3割以上いる
上記のdodaのアンケートでは、転職しなかったけど検討した人の割合も調べられていて、同じく25〜29歳だと33.1%は転職を検討している結果も出ています。
反対に全く考えたことがないのは31.6%で、7割近い人は20代のうちに転職するか転職を考えているということが分かります。
社会人になって数年、世の中が分かってきたタイミングで多くの人は転職について考えているようです。
異業種に転職できるリミットという声も
20代のうちから転職経験者や転職を考える人が意外と多いですが、その理由として異業種転職できるリミットもあります。
転職エージェントなどへ相談すると、異業種や異職種へ転職するなら20代のうちがオススメと言われます。
20代なら今後成長してくれる可能性があるため、会社も将来を見越して未経験でも採用してくれやすくなります。反対に30代を過ぎると経験やスキルが求められるので、異業種や異職種への転職は難易度が上がってしまうのです。
もし、別の業界や職種に就きたいと考えているのなら、なるべく早いうちに転職する方がオススメです。
転職しやすいのはもちろんですし、早くからやりたい仕事を始める方が自分のモチベーションにもプラスに働くでしょう。
20代だと毎年8人に1人は転職する
20代の転職経験者の割合について、もう1つデータを紹介します。
2018年に厚生労働省が59,000人近くの社会人を対象にした調査結果です。
この調査では、1年間でどれほどの転職があったのかを年代別に調べたのですが、結果は以下の通り。
- 20代前半:男12.9%、女12.2%
- 20代後半:男11.7%、女16.2%
12〜16%くらいとなっていて、20代では約8人に1人のペースで毎年転職していることが分かります。
すごく単純に言い換えるなら、8年いたら全員が転職することになります。(もちろん1人で数回転職することもあるのでその誤差はありますが)
30代では転職経験者の割合は50%以上!
20代でも意外と多くの人が転職したり転職を検討している結果がありましたが、30代ではどうでしょうか?
30代は転職している人の方が多くなる
上記と同じく転職サイトdodaによるアンケートによると以下のような結果になっています。
- 30代前半:59.9%
- 30代後半:53.5%
30代を過ぎると半分以上の人が転職を経験していることが分かります。業界や職種によって人の入れ替わりは違いますが、社会全体で見ると転職は当たり前と考えるべきでしょう。
ちなみに前半の方が高くなっていますが、このアンケートが行われた2011年の30代前半は、ちょうど不景気で新卒だった世代になるため、管理職が不足している企業のニーズと合わさって30代後半より高い数字になっているとのこと。
30代でも10人に1人は毎年入れ替わる
30代の転職について、2018年に厚生労働省が行った調査を紹介すると、
毎年10人に1人は転職している結果に。
新卒で社会のことが分からずに入社した20代では8人に1人でしたが、ある程度世の中が分かってきた30代でも10%は毎年入れ替わっているのです。
終身雇用も当たり前でなくなってきているので、自分を高めたり新しい環境へチャレンジするのは、年代を問わず必要な考え方というのが分かります。
40代以上は”転職をせざるを得なくなる”?
さらに上の40代以上についても紹介をすると、転職経験者はさらに増加すると考えられるものの、上記で紹介したdodaでは調査対象外の年齢のため正確な数値はありませんでした。
しかし、こらからの40代以上には転職せざるを得なくなる状況がやってくると考えられます。
終身雇用の終わりと希望退職者
日本の経済界トップが終身雇用について否定的な発言をした
2019年にニュースになったのが、経済界のトップが終身雇用に否定的な発言をしたことです。
今の日本をみていると、雇用をずっと続けている企業へのインセンティブがあまりない
トヨタ自動車:豊田社長
企業からみると(従業員を)一生雇い続ける保証書を持っているわけではない
経団連:中西宏明会長
日本で一番大きな企業であるトヨタの社長や、経団連のトップが終身雇用に否定的な意見を相次いで発言しました。
日本特有と言える終身雇用は、グローバル化や時代の流れと共にまもなく終わりを告げようとしています。
希望退職者を募る企業が増加している
終身雇用が限界を迎えそうな流れもあってか、日本の大企業が相次いで希望退職者の募集を発表しました。
- 富士通:2,850人
- ファイザー:693人(応募結果)
- カシオ:156人(結果)
- 味の素:50歳以上の管理職100人
メーカーや製薬会社など様々な分野のトップ企業が、相次いで中年層の希望退職者・早期退職者を募集しています。
今の時点ではまだ希望制になっていますが、会社の経営を考えると将来リストラが増加する可能性は十分考えられます。
大企業=安泰の時代は終わった
終身雇用や希望退職者の増加から分かるのは、大企業に行けば将来安泰という考えはもう通用しない時代ということです。
AIがさらに発達すると、人の仕事はどんどん簡素化されていきます。
今まではリストラされることもなく、普通に仕事をこなしていれば老後まで同じ会社にいることが出来ましたが、今後は”専門性”の高いスキルを持っていない人は生き残るのは難しいでしょう。
40代や50代でスキルはないのに給料だけ高い人材は、自分が希望しなくても転職をせざるを得ない状況に陥ってしまうのです。
転職経験者の割合は男女や業界で違うのか?
転職経験者の割合を、年代別で紹介してきましたが、性別や業界で違いはあるのでしょうか?
女性は20代後半に転職する人が急増する
男女の違いとして、基本的に女性の方が転職割合は高い傾向があります。
厚生労働省の調査では、全部の年代において女性の方が転職割合は多い結果が出ています。
特に印象的なのは20代後半で女性の転職割合が急増することです。
仕事内容や新しいチャレンジで転職する人はもちろんですが、結婚や出産を機に転職する人が多いと考えられます。
働きやすさや職場環境については、女性の方がよほど敏感で重視していると考えることもできるでしょう。
医療やサービス業は転職率が非常に多い
業界で見てみると、医療関係や小売や飲食などのサービス業で特に転職率が高い結果が出ています。
人と接する職種になるほど、労働時間が長くなったり休みも固定されないなど不満が出る原因も増えてしまい、転職の割合も高くなってしまうのです。
反対にメーカーや金融関係は転職率は低くなる傾向も分かっています。
業界により常識や慣習が変わるように、転職に対するイメージも違いが出てくることが考えられます。
転職の経験はプラスに働くこともある!
転職経験者の割合は、年代や業界などでどのような違いがあるかを一通り紹介してきました。
この記事を読んでいる人には、転職は後ろめたいものでは?と考えている人もいると思いますが、
むしろ、ある程度転職の経験がある方が色々な環境でも柔軟に対処できて、様々な業界・職種を理解していると評価が高くなる場合もたくさんあります。
転職は社会人の誰しもが持つ選択肢であり、成長のチャンスです。
自分の可能性を広げるために転職は1つの手段として活用しましょう!
とりあえずどんな転職先があるか知りたいなら
新しいチャレンジをしたくても、どのような求人があるのかが分からないと具体的に考えることはできません。
転職サイトやエージェントに登録すると、たくさんの求人情報を見ることができてイメージが掴めやすくなります。
求人数も多い大手の転職サイトを3つ紹介しておくので、よければご覧になってください。