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社会人になると太るのはなぜ?
社会人になると生活がガラッと変わり、体型まで大きな変化が出てしまう人も沢山います。
本記事では社会人になってから太ってしまう理由を、研究や論文で紹介された内容を元に解説していきます。
社会人になると太るのはなぜ?【4つの理由】
早速ですが、なぜ社会人になると太るのか。その理由を紹介していきます。
当たり前に感じることは多いですが、根拠となる研究結果やデータなどもあわせて解説します。当てはまっているのなら改善しましょう!
運動不足
当たり前すぎる理由ではありますが、社会人になってから太る人で一番多い理由は運動不足です。
運動不足で太るのは2つの理由から。
- 消費カロリーが減る
- 筋肉量が落ちて代謝が下がる
運動不足によって消費カロリーが減ることはもちろんですが、筋肉量が減ってしまうことで基礎代謝が下がると、同じ量の食事をしても自然と太るようになります。
社会人が運動不足になる事実は、様々なデータからも明らかです。
社会人の36%は運動不足
社会人がどれだけ運動不足になっているかが分かるのが、WHO(世界保健機関)が発表した調査結果です。
WHOが2016年のデータを集計した結果、日本の社会人(18歳以上の成人)では36%が運動不足でした。
この発表では、運動不足は心臓病やがんなどを招く原因だとして注意喚起も行なっています。
ちなみに36%は世界平均よりも10%ほど高い数値です。
社会人の半数が運動不足を自覚している
社会人が自分ではどれだけ運動不足を実感しているのか?を調べた調査があります。
2017年にマイナビが社会人男女194人を対象に行なったアンケートでは、全体の49.8%が運動不足を自覚している結果に!
普段の生活で運動不足を感じますか?
はい 100人(49.8%)
引用:マイナビ「デスクワーカーに多い! 運動不足を実感している社会人は約5割」より
いいえ 101人(50.2%)
自覚はありつつも、なかなか体を動かせていないのが社会人の現状です。運動なしでは太るのも当然の結果と言える状況ですね。
ストレス
社会人では、学生時代とは違いストレスも増えていくものですが、このストレスも社会人になってから太る大きな原因になります。
ストレスで爆食いをしてしまう人もいると思いますが、根本的な原因はストレスによって防衛本能が働いてしまうことにあります。
ストレスで体や脳に誤作動が生じる
ストレスで爆食いしてしまうのは、体の仕組みを知ると当たり前の仕組みであることは、イギリスのリーズ大学によるストレスと血糖値の関係を調べた研究から明らかになっています。
簡単に説明すると、
ストレスは敵から襲われた状態と一緒です。そのため、相手と戦ったり急いで逃げるためのエネルギーが作られます。でも、実際にエネルギーは使われないため、インスリンを分泌して血糖値を下げて元に戻そうとします。
この”血糖値が下がる状態は栄養不足と同じ状態”のため、急に食欲が増えて爆食いを引き起こすのです。
ストレスは敵に襲われているのと同じ状況
ストレスが全く無いと意欲ややる気が起きないですが、体を壊してしまうほどのストレスは太るだけでなく健康にもよくありません。
特に長時間労働やパワハラ・セクハラがある安心感のない職場なら尚更です。
働き方改善が進んでいる会社も多くあるので、今いる環境が太る原因の場合には少しでもストレスなく働ける会社への転職も考えるべきでしょう。
満員電車
社会人になってから満員電車に乗る頻度が増えた人も多いはずです。
この満員電車も社会人になってから太る理由の1つなのです。
上記のストレスと関わる部分も大きいですが、満員電車と太ることの関係性を紹介します。
通勤時間が長いほど太る
通勤で長い時間を満員電車に揺られている人は要注意です。
2006年にアメリカのカルフォルニア大学が行なった10万人を調べたデータだと、通勤時間が長いほど太っている人が多いことが明らかになっています。
カリフォルニア大学が2006年に行った調査では、およそ10万人の健康データを分析したところ、通勤時間が長い人ほど肥満が多いという傾向がハッキリ出たそうです。
引用:ハーバービジネスオンラインより
通勤時間の長さと肥満に関係性があるのは2つの理由が考えられます。
- 満員電車でストレスを多く抱えること
- 運動時間が減ること
満員電車で過ごすストレスは非常に大きく、臨戦態勢にある兵士以上と言われるほどです。上記で紹介したように、ストレスで体の誤作動が起こり自然と食欲が増えてしまっている可能性が高いです。
また、自分の時間が取れずに運動不足になることも理由の一つ。実際に通勤時間が長いほど運動時間が減っているとするデータもあります。
別の記事で詳しく書いていますが、満員電車や通勤時間に抱えるストレスや悪影響は想像以上に大きいです。少しでも通勤時間や満員電車で過ごす時間を減らして生活から太りにくくすることが大切です。
睡眠不足
学生時代は寝坊したり昼過ぎまで寝てた人も多いと思いますが、社会人だとそうはいきません。
社会人になって睡眠不足が増えたなら、それが太る原因となっている可能性もあります。
睡眠時間が少ないことは、眠くて頭が働かないだけでなく太って体の健康にも悪影響を与えてしまうのです。
睡眠不足で大盛りご飯1杯分カロリーが増える
睡眠不足でどれだけ太りやすくなるかを調べた研究があります。
海外の研究結果をまとめてくれたブログ記事を引用すると、
睡眠不足の人は、1日で平均385kcalをよぶんに食べる
引用:パレオな男より
睡眠不足で過ごした人は、しっかり睡眠を取った人と比べて385kcal多く食べる結果に。385kcalは大盛りにしたご飯と同じくらいのカロリーです。
特に意識しなくとも、寝不足になるだけで自然と大盛りご飯分のカロリーが増えてしまうのです。
6時間以上は寝るべき
睡眠不足と言っても何時間寝ればいいの?って話になりますが、この研究だと6時間が1つの目安とされています。
反対に言うと、もし6時間も寝れていないなら、寝る時間を増やすだけで痩せる可能性もあるのです。
社会人になって太った人は、寝る時間はしっかり確保できているのかもチェックしましょう。
社会人が太るのは当たり前じゃない?
紹介してきたように、社会人になると太るための要素が増えますが、平均すると必ずしも太る人ばかりではないようです。
転職サイトdodaが運営するメディア:furi-kakeが行なった、20代の300人を対象にした学生時代と体重はどう変化したかを調べたアンケート結果はこちらです。
【男性】
太った…28.7%
痩せた…24.0%【女性】
引用:furi-kakeより
痩せた…33.3%
太った…24.7%
男の人は社会人になってから太った人が多い一方で、女性だと痩せた人の方がいい結果も出ています。
20代が対象の調査なので、社会人歴が長くなると体の状態も違ってきて結果も変わると思いますが、社会人になっても太る人ばかりではないことが分かります。
ただ、痩せた人の理由としては疲れや忙しくて十分にご飯を食べられていない人もいるようで、健康的に痩せられている人は多くないことも伺える内容になっています。
太るにせよ痩せるのにせよ、ストレスや仕事で精神を擦り減らしてしまうのは体にも心にもダメージが大きいです。
社会人になって太ったらストレスと運動不足に注意しよう
社会人になって太る人の理由について紹介してきました。
太る理由としてはストレスと運動不足の2つが大きく関わっています。
運動習慣を身に付けるのは、意識しないとなかなか難しいものです。ですが、運動習慣は健康はもちろん、収入の高さにも比例するので社会人なら付けておいて損はない習慣でもあります。
ストレスも、会社の環境の場合もあれば長い通勤時間で大きなストレスを抱えている場合もあってケースバイケースですが、過度なストレスは体にも心にも大きな悪影響を与えます。
ストレスと運動習慣を見直すことで、若々しい身体を保ち日常生活を質の高いものにするキッカケとしてみてはいかがでしょうか?