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退職後に転職活動をするメリットとデメリットとは?
退職してからの転職活動は不利になると言う意見もありますが、基本的には間違いです。むしろ、退職後の方がメリットが多く転職も有利になる場合も多くあります。
本記事では、退職後に転職活動をするメリットとデメリットについて紹介していきます。
今の会社からの転職を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
退職後に転職活動する人はどれくらい?
転職活動をする時期は、働きながら在職中にする人と退職した後に始める人の2パターンに分かれます。
そもそも、退職後に転職活動する人はどれくらいかを調べた調査があるので紹介します。
退職した後に転職活動を始める人は20%
ベースメントアップス株式会社が2019年に行った社会人161人に対するアンケートによると、退職後に転職活動をする人は20%になることが分かりました。
半数以上の人は、収入が途絶える不安や転職先が見つかるのか分からないリスクを考えて、在職中から転職活動を始める人が多いことが分かります。
退職した後に転職活動をするのは少数派ではありますが、退職後だからこそのメリットがあるのも事実です。
退職後に転職活動をするメリット
多くの人は、在職中から転職活動をしており、退職した後に動き始めるのは少数派です。
とはいえ、退職後の転職活動はデメリットが多かったり転職に不利になる訳ではありません。
退職した後に転職活動をするメリットを3つ紹介します。
転職活動に多くの時間を割ける
仕事をしながらの転職活動となると、仕事終わりの時間と休日を使って履歴書や職務経歴書を作り、企業の下調べや面接対策を行わなければいけません。
転職活動における準備を、仕事と並行しながら行うにはかなりの労力を使いますし、疲れて手を抜いてしまうと転職の合否にも直接関わってきます。
異業種や異職種への転職であれば尚更、下調べには時間がかかり、準備不足で本命企業から内定を貰えないのは非常にもったいないことです。
準備に多くの時間を割けるのは、退職した後に転職活動をする人の1番のメリットと言えるでしょう。
面接時間に遅刻するリスクも少ない!
退職後の方が多くの準備ができるのは紹介した通りですが、面接に遅刻するリスクが少ないのもメリットと言えます。
働きながらの転職活動では、有給休暇を取らない限り夜の時間帯や仕事の合間にコッソリ行くなどして面接を行います。
夜や合間の時間では、仕事のトラブルや残業によって時間に間に合わず悪い印象を与えてしまうリスクが伴ってしまいます。能力や経験は問題ないのに、遅刻で落とされてしまうのは避けたいですよね。
退職後から行動し転職に多くの時間を割けるメリットは、面接に遅刻するリスクを減らすことにも繋がるのです。
自分と向き合う時間が持てる
転職も一般的になってきてはいるものの、どの会社で働くのかは人生の一大事には変わりありません。
長い人生ではありますが、どのキャリアやどの会社で働くかは将来に大きく関わります。
退職後の転職活動であれば、仕事をしない期間を作ることができるので自分と向き合う時間を多く取れます。将来自分はどうしていきたいのか考える時間が取れるのも、退職した後に転職活動する場合の大きなメリットと言えるでしょう。
ストレスがない状態で考える時間が持てる
転職=今の会社を退職することは、少なからず不満や違和感があるものです。
在職中の転職活動でも自分を見つめ直せる人や将来像がしっかり固まっている人は問題ないですが、多くの人は転職活動をしながら悩み考えるものです。
仕事をしない期間で転職活動をすると、ストレスがない状態で自分と見つめ直す貴重な時間が生まれるのです。
ポジティブな転職活動ができる
退職後に転職活動するメリットとして、転職に対する心理的な違いもあります。
在職中の転職活動だと、不満や今の会社と比較をしての進め方になってしまい、自分の将来を見越した判断が取れないケースも多々あります。
将来をより良くするための転職にも関わらず、今の会社を辞めたいためだけの転職活動になる可能性が高くなります。
不満があるのは当然として、先を見越した転職活動をしないと入社した後で後悔する可能性も出てきます。
退職した後に自分の時間を作ることで、マイナスの転職ではなくプラス・ポジティブな転職活動を行うことも大切です。
今の会社に気をつかう必要がない
退職の気持ちを上司に伝えた後でも、面接のために早上がりする場合には何かと周囲の目が気になったり、申し訳なさを覚えることも多くなります。
配慮がある会社や雰囲気だとしても、公に面接に行ってくることを話すのは残る人達を考えてもオススメできることではありません。
退職した後であれば、そのような気遣いもなく転職活動ができるのは非常に楽でありメリットの1つとなります。
退職するだけでも面談や手続きは多いので、余計なストレスを抱えたくないのなら退職後から行動する方が楽な気持ちで進めやすくなります。
退職後に転職活動するデメリット
続いては、退職した後に転職活動をするデメリットについてです。
何事もメリットとデメリットは表裏一体でどちらを優先するのかは、人それぞれ判断が異なるもの。メリットとデメリットを比較して、自分はどちらを優先すべきか判断しましょう。
収入が途絶えるリスク
有給休暇がたくさん余っていれば最大2ヶ月ほど生活ができますが、その期間で見つけられるかはやってみないと誰にも分かりません。また、失業手当も自己都合の退職となると3ヶ月間の猶予期間があるのですぐに支給されません。
実際、在職中から転職活動をする人の多くは、収入面のリスクを考えて早めに転職活動を始めています。
経済的な面で不安がある人は、在職中からある程度メドをつけておく方が安心して転職活動を進められるでしょう。
長い期間空いた場合には理由が必要
退職してすぐに転職活動を始める人は問題ないですが、数ヶ月期間が空いてしまう人は、それなりの理由がないと不審がられる可能性が出てきます。
留学やスキルアップの学校に通っていたりなら問題はないですが、実家でノンビリ暮らす場合には、何かしら納得できる理由がないと面接時に不審がられてしまいます。
ゆっくり時間を掛けて将来を見つめてみるのは良い機会ですが、企業の立場で納得できる理由は考えておくべきです。
退職後でも転職活動は不利じゃない!
退職後に転職活動をするメリットとデメリットを紹介してきました。
世の中的には辞めてからの転職活動は不利だと考える人もいますが、在職中と変わらず決して不利ではありません。むしろ転職や自分の将来のために多くの時間を使えるので転職活動に有利と考えることもできます。
転職は人生の大きな転機です。
有給休暇が残っていたりある程度生活をしていけるのなら、転職活動だけに集中できる退職後を断然オススメします。
転職サイト・エージェントの登録だけしておくのがベスト
退職後にすぐ行動できるように、在職中から転職サイトやエージェントの登録だけはしておきましょう。
転職活動は1つのサービスだけでなく複数を登録するのが一般的で、退職してからの登録だと最初の1歩が遅れてしまいます。
辞めた後すぐに応募や面接を始められるように、準備はしっかりしておくべきです。
退職してすぐに行動をし、転職活動や自分の将来をしっかり見つめる期間を作って後悔しない企業選びをしましょう。
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