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精神力を鍛える方法はあるのか?
仕事や勉強をやり切るために、精神力を鍛える事はとても有効です。
しかし、精神力は大きなストレスを我慢することでは鍛えられません。
最悪の場合、脳にダメージを負ってしまう可能性もあります。
では、精神力を確実に鍛えるにはどうすべきなのか?
脳の働きを正しく理解し、精神力が正しく鍛えられる方法について紹介していきます。
精神力を確実に鍛える方法
精神力とは、自制心や忍耐力と重なる部分がある、セルフコントロール力とも呼ばれる能力です。
精神力を鍛える方法とは、前頭葉を鍛えることと同じとも言い換える事ができるのです。
前頭葉を鍛えることが大切
前頭葉について、もう少し詳しくお伝えします。
- 自制心を持ちやるべき事をやる
- すぐにカッとしない
- やる気を保つ
など、”大人らしさ”とも言い換えられるかもしれません。
実際、子供の時は前頭葉はまだ未発達な状態で、10代後半にかけて機能が高まり、その後も日々の過ごし方次第でさらに活性化されます。
反対に、前頭葉が衰えるとアルツハイマーの原因にもなり、感情を抑えられず感情も落ち着かない性格に変わってしまいます。
前頭葉は脳のまとめ役
前頭葉は、精神力に関わる理性や感情をコントロールするだけでなく、脳のまとめ役として他にも様々な役割を担っています。
- 論理的な思考力
- 想像力
- 決断力
脳の色々な部分と連携して考える時に使っているのが前頭葉です。
前頭葉を鍛えることは、精神力を鍛えるだけでなく、脳全体の働きを活性化させるためにも効果的なのです。
精神力を鍛える具体的な3つの方法
精神力を鍛えることは、前頭葉を鍛えることと同じです。
では具体的にどうすれば前頭葉は鍛えられるのか?
効果のある3つの方法を紹介します。
1.精神力アップには瞑想が1番おすすめ
瞑想がおすすめな理由は、
- 場所を問わずにできる
- 空き時間にできる
- 脳科学でも効果が分かっている
場所を問わない手軽さや、脳科学でも効果が実証されて科学的な根拠もあることが、瞑想を1番におすすめできる理由です。
実際に、このような効果が研究で分かって来たことから、Googleやゴールドマンサックスなどの世界的な企業が、社員の生産性向上のためにマインドフルネスと呼ばれる瞑想を取り入れ始めています。
Googleでは全社レベルで導入するなど、瞑想がもたらす効果は世界的にも認められてきています。
瞑想ってどうやるの?
瞑想と言っても、イマイチ馴染みがない人も多いのではないでしょうか?
「座って何十分も無にするの?」
「時間なくて出来なさそう」
そんな考えを持つ人も多いと思いますが、座ることや時間を作ることが大切なのではありません。
歩きながら瞑想する
歩きながらでも”1つの意識に集中する”ことで瞑想はできます。
- 歩く時に足の裏の感触に集中する
- 歩く時の呼吸に集中する
大切なのは1つの意識にひたすら集中することです。
事故には気を付けたいですが、歩きながらでも十分瞑想は可能です。
実際に歩いて瞑想する実験も行われており、
アメリカの大学が学生を被験者に行った研究では、10分間でも効果は現れたと発表しています。
寝る前の時間で瞑想する
寝る前の時間も瞑想には最適です。
仰向けに寝てリラックスし、呼吸にひたすら集中する。
これを10分程度行うだけでも十分に瞑想となり、精神力を高める効果も発揮します。
シャワーの時間に瞑想する
シャワーの時間でも”1つの事に意識を集中させる”ことで瞑想は可能です。
シャワーを浴びている時に、水の流れや温度・感触にひたすら意識を向ける事でも瞑想になります。
シャワーでは無いものの、洗い物をする時に泡やお湯の感触に集中してもらったフロリダ州立大学の実験では、緊張感や創造的な思考になるなど、マインドフルネスで起こるものと同じ効果が現れました。
スティーブ・ジョブズやビルゲイツなども、洗い物を瞑想やマインドフルネスの1つとして行っていると公言しています。
シャワーを浴びる時間にも、同じようにお湯や泡の感触に集中する事で、前頭葉が活性化し精神力アップにも繋がるのです。
2.運動
運動をする事も前頭葉を活性化させて精神力を鍛えるのにオススメの方法です。
どんな運動が良いのか?
前頭葉を鍛えるには有酸素運動が最適だと言われています。
ランニングとまでいかなくとも、少し早めのウォーキングを15分程行いましょう!
運動の時間を取れれば問題ないですが、なかなか新しい習慣を作るのは難しい人も多いと思います。
そのような方は、仕事の帰りは最寄駅の隣駅で降りて歩くなど、日々の習慣を少しだけ変えて工夫するのがおすすめです。
運動で前頭葉が活性化するのは様々な研究から示されているものの、最低限どれくらいすべきかについては、正直まだ分かっていません。
健康面の習慣作りとあわせて運動を取り入れる事で、精神力が鍛えられ、意志が強い性格に変わっていくでしょう。
人の脳は運動によって大きくなった
「人は動物の中でも脳が大きい」って話は聞いた事がある人も多いと思います。
あくまで一説ではありますが、
手や頭を働かせていく過程で脳が大きくなったのではなく、
“運動の持久力が付いた結果として脳が肥大化していった”とする説も、化石の発掘などからも言われてきているのです。
また、前頭葉があまり働かない事で目の前の事に興味が色々と移ってしまうADHDの改善方法として、有酸素運動が効果的だとも言われており、人間の進化の過程からも運動は脳を活発にする根本的な方法であると言えるでしょう。
3.音読
音読も前頭葉を活性化させるのに非常に効果的だと言われています。
医学博士である東北大学の川島教授の研究によると、
- 音読をした後は記憶力が2〜3割アップ
- 音読を週に2〜5回行うと認知機能の低下防止になった
このような効果も分かっており、実際に脳波を調べた調査でも、黙読ではなく音読をする事で前頭葉が活発に動くこともデータとして現れました。
- 文字を認識する
- 意味を理解する
- 声に出す(口の運動)
- 耳で聞く
音読では、文章を理解し、素早く行動に移す(声に出す)事が求められます。
思考を行動に結びつける音読は、脳全体を活性化させるのに効果的で、前頭葉を鍛えるのにも非常に効果があるのです。
また、音読をしている時には別の事を考えながらするのは無理ですよね。
読書をしたり勉強する時には、音読をする事で精神力も鍛えながら記憶力も上がるので、一石二鳥となるでしょう。
根性論は精神力を鍛えるのに逆効果?
“精神力を鍛える”と言うと、多くのストレスを抱えながら辛い作業をひたすら耐える事を考えてしまうかもしれません。
理不尽な体罰にも耐える部活の経験や、ブラック企業での体験など、強いストレスを乗り切る事を強い精神力と考える人も多いでしょう。
根性論では精神力は決して鍛えることはできません。
ストレスを感じると脳が縮む
アメリカのテキサス大学が行った調査によると、ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールの分泌が多い人ほど、物忘れなどが多くなる関係があり、脳全体の萎縮やアルツハイマーにも繋がる可能性がある事が分かりました。
この研究の他にも、虐待や事件で監禁などをされた被害者の脳が縮んでしまった例は沢山あり、
実際に厚生労働省が体罰や虐待は脳を変形させてしまうと注意喚起を行っているほどなのです。(愛の轍ゼロ作戦)
世間的にも問題視されている体罰問題は、単に感情的な話ではなく大切な人の脳を守るための話でもあります。
ストレスが多い環境では精神力は鍛えられない
- 罵声を浴びせる上司
- 人格を否定する研修
- 始発で出社し終電で帰宅
精神力を鍛えるために多くのストレスが掛かる環境で過ごす事が効果的だと考える風潮もいまだにありますが、ハッキリ言って無意味です。
意味が無いばかりか、そんな環境では脳の機能が低下してしまいます。
もし、そのような環境に身を置いていて「感情が安定した」と考えているのなら、とても危険な状態!
感情が安定しているのではなく、”感情が無くなっているだけ”に過ぎません。
精神力を勘違いし、脳に大きなダメージを与えてしまう前に、環境を変える事を強くオススメします。
「転職先があるか不安・・・」という方も、今は売り手市場ですし国の制度など何とか生活していける術はいくつもあります。自分の身を1番に考えて正しい選択を取りましょう。
精神力は正しく鍛える事が大切
精神力を鍛える方法を、脳の仕組みから紹介してきました。
精神力は脳の仕組みを理解し、正しく鍛える事が大切です。
反対に、多くのストレスを感じる環境で過ごしても精神力は高まらないどころか脳にダメージを受ける可能性すらあります。
自分を正しくコントロールし、意欲的な気持ちを持つことです。
精神力を正しく理解し、正しい方法で鍛えましょう!
正しく鍛えられれば、数ヶ月後から日々の行動や考え方が大きく変わっているでしょう。