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電話対応で声が出ない人へ。
私はコールセンターで電話対応の仕事をしていた時に、第一声目が出なくなる症状に見舞われました。
電話のコール音が怖く、仕事に行くのも辛い時期でした。
声が出なくなった経緯や体験談・実際に試した対処法について紹介していきますが、
合わない仕事なら辞める事も対処法の1つです。
私と同じく電話で声が出ない症状に悩んでいるのなら、少しでも改善されたり参考にしてもらえたら嬉しいです。
電話で声が出ない【仕事内容と経緯】
私が電話対応で声が出なくなったのは、受電が専門のコールセンターで働いていた時の体験です。
でも、私は元々、電話対応をする仕事ではありませんでした。
10人程が在籍するコールセンターのオペレーション改善や効率化が主な仕事として任され、初めはその為に業務を知る事が必要と、電話対応を始めたのがキッカケです。
本来の仕事と違うストレスがキッカケ?
電話対応をしつつ、業務改善や生産性を高める為の企画を立てて日々動いていましたが、コールセンターでの離職が相次ぎ、私が業務に入らないと運営が成り立たない状況に変わっていきました。
初めは仕事のうち3割程だったコールセンターでの電話対応が、5割を超え最終的には10割に。完全にコールセンター専属の人材です。
- 本来の業務でない電話対応をするストレス
- 私が電話をとらないと周りに迷惑が掛かる思い
- ずっと鳴り続けるコール音
- 仕事が出来ないorしていなと思われたくない
電話に対する不安やストレスが大きくなり、徐々に電話が鳴る音が怖くなりました。
本来任された仕事とかけ離れており、上司や役員に対して組織の体制変更を求める声を上げましたが、私が業務に入って回っているならとあまり優先されず、完全にコールセンターの一員として働いていました。
第一声目に異変が
本来の仕事でな無くとも、組織を回すためにコールセンターで電話対応をする比率が高くなった辺りから、異変が出始めます。
「お電話ありがとうございます。◯◯(サービス名)です」
電話を取って必ず話す第一声目の言葉が上手く言えないように。
噛んで言えなかったり、やけに早口になったりと、
その後の対応は全く問題ないのですが、初めの一言目が上手に言葉として出てきません。
滑舌が悪いのかな?
などと考えながら過ごしていました。
毎回、第一声目が出てこない
そうしているうちに、症状は悪化していきます。
本来の仕事ではない電話対応が10割に近付いて、日々のストレスも高まってきた辺りだったと記憶しています。
多い日は1日50件近くの電話対応をしていましたが、毎回決まって第一声目の声が出ません。
呼吸が止まる感覚
数秒したら噛みながらも「お電話ありがとうございます〜」と出てきますが、
声が出るまでの数秒は呼吸が止まる感覚です。
体が固まってフリーズするようなイメージ。
声を出そうとしても胸の辺りが固まっていて、声が出てきません。
緊張とも少し似た、トラウマに直面したような感覚です。
周りも気付くように
残念ながら、上司が気が付いてくれる事はなかったのですが、同じチームで働く人も気付く程に悪化していました。
「電話の音おかしいの?」
私の声が出ないことは分からなくとも、受電してから話すまでに時間が空いていたので、電話の調子が悪いのかな?と心配してくれた一言です。
この辺りから親しいメンバーには声が出ない事を打ち明けたりしていました。
声が出ない症状は半年も
初めは違和感程度だった症状も、数秒感フリーズするようになり、日や回ごとに声の出ない具合は違うものの半年近く続きました。
症状が治ったのではなく、退職したので半年です。
そのまま続けていれば、半年以上も症状が続いていたと思います。
電話で声が出ない時に試した対処法
では、私自身が電話の対応で、第一声目の声が出なくなった時に試した方法を紹介します。
この方法を使って、一時的に改善されたりしましたが、私の場合は退職するまで完治する事はありませんでした。
とは言え、この対処法で治るキッカケになる人も居ると思いますし、色々と調べて試してみた方法なので、試す価値はあると思います。
話す言葉を紙で貼る
私の場合、声が出ないのは第一声目だけでした。
相手の声が聞こえて会話になってからは普通です。
「お電話ありがとうございます。◯◯です」
もちろん、1日数十件と電話を取っているので頭の中に入っている文章です。
でも敢えて紙に書き出す事で不安が少しでも減ればと考えました。
不安が少なくなった
紙に書き出す事は一時的に効果がありました。
特に、書いている文字を見ればいいという安心感が生まれ、不安が少なくなりました。
ですが、徐々に効果も薄れていって数週間後には効果はほぼ0に。
効果は薄れましたが、紙がある安心感は変わらなかったので、一言目の声は出なくても紙は貼ったままにしていました。
話す文言を変える
第一声目で話す言葉を変える事も試しました。
「お電話ありがとうございます。◯◯(サービス名)です」
必ず同じ言葉を話していましたが、
「はい。お電話ありがとうございます〜」
「はい。◯◯です」
「お電話いただきありがとうございます〜」
はじめに”はい”を付け加えるなど、微妙ですが違う文言に変えました。
声が出ない恐怖が減った
この方法も一時的に効果がありました。
”声が出そう”という気持ちから、”間違えずに話そう”という意識に代わり、第一声目も割と声が出るように改善されました。
声が出ない恐怖から意識も薄れていき、ストレスも緩和されました。
ですが、これもあくまで一時的。
レパートリーが尽きてくると慣れが出てくるのか、元通りに数秒間フリーズするように。
私の場合は元通りでしたが、一時的な改善は見られたので、改善のキッカケを作ってくれる可能性はある方法です。
話すスピードを変える
続いては、話す速度を変えること。
第一声目が出ない原因として、噛まずに話そうとかスムーズに話そうと言う気持ちが大きくなるあまり、すごく早口になっていたからです。
早口言葉のようになっていて、早口過ぎて毎回噛んでいました。
なので、話す速度をゆっくりにしたら不安が無くなるのではと考えたのです。
1単語目までゆっくり話す
具体的には、最初の1単語目をとにかくゆっくり言おうと心掛けました。
「お電話ありがとうございます〜」
なら、
「お・で・ん・わ〜」
初めの単語をとにかくゆっくり話す。
文章でなく、”文字を話そう”という意識で話すように心掛けました。
周りからは治って見える
この方法は、最終的に辞めるまで行った対処法でした。
声が出にくいのは残り完治はしていないものの、
とりあえず声が聞こえるので周りや電話の相手には、そこまで不自然に見られない方法です。
相手から「もしもし??」と言われる事もなく、周りから心配される事もない方法になりました。
1単語目だけをゆっくり話すように心掛けましたが、その後の文章も自然とゆっくりになり、噛んでしまう事も減りました。
完治はしなくとも、見た目としては改善されているように見えるオススメの対処法です。
試しておけば良かったと思うこと
私は試す事は無かったですが、試しておけば良かったなと思う方法があります。
私の場合、本来の仕事内容と違うことや組織体制についての相談はしていたものの、症状について話す事はありませんでした。
近しいメンバーに話す事はありましたが、上司には相談する事は無かったです。
理由は、逆に働き辛く感じそうだったから。
勝手なプレシャーやストレスから声が出ないと感じていたので、声が出ない事が知られたら余計に周りに聞かれる感覚が生まれ、もっと悪化すると考えていたからです。
本来の仕事ができた可能性も
当時の上司や責任者との関係性も関わる事ですが、私が辞めた1番の理由は仕事内容です。
予定していた仕事内容と違う事をしなければいけない気持ちが大きくなり、社内では実現できないと感じたからです。
ですが、仕事でストレスを抱えた結果、声が出なくなっていたので、素直に相談していれば本来の役割に戻してもらう可能性はあったのかなと今では考えています。
もちろん会社や組織の方向性にもよりますが、自分だけの考えで可能性を無くしていたのは事実。
退職に踏み切る前に、一度相談する機会があっても良かったなと今では思います。
まとめ:電話で声が出ないなら辞めるのも対処法の1つ
電話対応で声が出ない時に試した対処法を紹介してきました。
電話対応がとにかく好きで続けたいなら、紹介した対処法を試し改善してもらうしか無いですが、
一時的に効果がある方法や、周りからは治ったように見える方法を紹介してきましたが、私の場合、完全に治る前に辞めています。
本来希望した仕事では無かったですし、改善する前に辞める道を選んだので根本的に治らないまま仕事を変えています。
私は電話対応をしたい訳じゃ無く、好きでも無かったので、
声が出ない状況が半年も続くのはシンドく苦痛でしかありませんでした。
生活をやりくりする以外に、仕事に行く意味は持てていませんでした。
退職に踏み切るのは勇気がいる事ですが、
今回紹介した対処法で改善を図りつつも、自分に合わない仕事なら転職も対処法の1つに考えましょう。
私と同じ症状を抱えているなら、少しでも改善される事を願っております。