確実に効率よく暗記する方法【簡単な脳科学】記憶する唯一の仕組み

確実で効率よく暗記する方法

効率よく確実に暗記する方法はあるのか?

同じ時間の勉強でもたくさん覚えられたり、少しでも高い成績を取るために効率よく暗記したいですよね。

暗記するための方法はたくさんありますが、科学的に根拠が無いものも意外と多いです。

本記事では、脳のメカニズムとして正しく、研究でもしっかりと実証された暗記方法を紹介していきます。

短い時間で高い成績を残しましょう!

確実で効率的な暗記方法は脳のメカニズムを使う

脳の仕組みを知り確実に暗記する方法

試験など、どうしても暗記しなければいけないときに、どうすれば確実で効率よく暗記できるのか。

効率よく暗記する方法は、脳が記憶する仕組みを理解して上手に使うことが大切です。

人が記憶する唯一の仕組み

人の記憶が定着するのは、覚えるときでなく思い出すときです。

覚えようとするのでなく、一度忘れてから思い出すことで記憶は強化されて暗記ができるのです。

確実で効率よく暗記する方法を知るには、思い出すときに記憶する仕組みを理解しているかどうかが非常に大切になります。

記憶のほとんどは忘れるようにできている

なぜ記憶は思い出すときに定着するのか。

明確な理由は分かっていませんが、ヒントとなるのは記憶のほとんどは忘れるようにできていることです。

私たちは普段の生活で無限ともいえるほどの情報を得ています。

見るもの聞くもの、音や感触、そして感情など、一つ一つ覚えていては脳はすぐにパンクします。

そのため大切なもの以外は忘れる必要があるのです。

反対に、何度も思い出すことであれば脳は必要な情報だと記憶の回路が作られます。

効率のいい暗記をするには、何度も思い出すことで必要な情報だと脳に教えてあげることが大切になるのです。

確実に暗記する方法3つ【研究結果あり】

確実に暗記する方法

確実かつ効率のいい暗記は、思い出す方法が科学的にも正しいやり方になります。

では、暗記法としてはどのようなやり方があるのか。

記憶や脳の研究からも効果が明らかになっている具体的な方法を紹介します。

単語カード

効率のいい暗記方法は、忘れて思い出すのを繰り返すことです。

何度も思い出すことで、脳は「大切な情報だから忘れちゃダメだ」と感じて確実な暗記につながります。

何度も思い出すのに適しているのが単語カードです。

一枚毎に思い出す作業をするため、何度も何度も思い出すことができる暗記方法となります。

50%も記憶が定着!

何度も思い出す勉強法は、実際の実験でも圧倒的な結果を残しています。

アメリカのマサチューセッツ州にあるタフツ大学が120人の学生に対して行った研究では、テキストを読み返すだけのグループと単語をテスト形式にしたグループで比較しました。

その結果、テスト形式で暗記をしたグループは50%も記憶の定着率が高かったのです。

単語カードを使うような何度も思い出す暗記方法は検索演習とも呼ばれていて、記憶の定着に繋がる、科学的根拠のある方法となります。

順番を入れ替えよう

単語カードを使って暗記をするときのコツとしては、定期的に順番を入れ替えて見ることをおすすめします。

私たちの脳は非常に怠け者で、すぐに楽をします。

単語カードを使って勉強していても、単語じゃなく順番で記憶して怠けようとしてきます。

順番ではなく単語だけで思い出すように、定期的に順番を変えるなどして脳が楽をしないように上手にコントロールしましょう。

模試やテストを解く

模試やテストも確実で効率的な暗記方法としておすすめです。

単語カードは書ける文字数や覚えられるものも限られますが、模試やテスト形式なら問題ありません。

アメリカのニュース雑誌TIMEにも掲載されたケント州立大学の研究結果でも、模試が勉強した内容の定着に繋がることが述べられています。

研究を行ったジョン・ダンロスキー教授によると、いくつかのよく使われている勉強法の中で、特に効果が高かった勉強の一つとして模試やテストを紹介しています。

効果が高かった理由としても、上記で紹介したように思い出す作業によって記憶が定着することを話していて、理論でも結果でも効果のある暗記方法だと言えるでしょう。

能動的な勉強ができるのもプラス

模試やテストを使った暗記がおすすめなのは、思い出すこと以外に能動的に取り組めることも理由の一つ。

授業や講義を聞いたりテキストを眺めるのは基本的に受け身です。反対に模試やテストは頭を使って考えないと前に進めません。

人から言われたままやるよりも、自分で決めてやる方が身に付くのと同じで、暗記するにも自ら頭を動かすことが大切なのです。

間違った問題を溜めておく

模試やテストをしたら、間違った問題を溜めておくことをおすすめします。

問題や答えを覚えているうちだと意味がありませんが、一度忘れた頃に間違った問題をもう一度やると、苦手の克服と確実な暗記の両方につながる勉強ができます。

模試やテストで間違えたところは、確実に暗記するための材料として取っておきましょう。

記憶の宮殿

効率よく暗記する方法として、何度も思い出すことが大切なのは紹介してきた通りですが、その応用と言えるのが記憶の宮殿と呼ばれる暗記方法です。

記憶の宮殿は、単語や数字などを暗記する時に効果的な暗記方法です。

既にある記憶の回路を使う!

人の記憶は忘れていくもので、新しい情報のほとんどは忘るからこそ何度も思い出して記憶の回路を作る方法が効果的なのですが、

記憶の宮殿は既にある回路を使って記憶する方法となります。

記憶の宮殿のやり方を簡単に

記憶の宮殿で暗記する方法を簡単に説明します。

記憶の宮殿では、既に覚えていることをベースにしますが、一般的なのは自分の家や自宅から駅までの道順などをベースにします。

次に、家の中や駅までの道順を思い出しながら、暗記が必要な情報をより具体的なイメージと共に置いていきます。

自宅から駅へ向かう記憶をベースにして、山手線を新宿から順番に暗記するのを例にしてみます。

    山手線の駅を順番に覚える
  • 新宿:玄関にタモリさんが立っている(いいとも:新宿アルタ)
  • 新大久保:玄関を開けたらキムチが置いてある(コリア街)
  • 高田馬場:道に出たら2mもあるジャイアント馬場とすれ違う
  • 目白:ジャイアント馬場を白目を剥いた集団が追いかけて来る
  • 池袋:白目の集団とすれ違い、駅に向かう1つ目の信号に来たらサンシャイン池崎が大声で叫んでる

暗記する人が抱いたイメージやセンスにもよりますが、なんとなくこんな感じで、記憶している道順や建物などに暗記する単語・数字から連想する物を置いていきます。

今回は駅でしたが、数字の場合は1つずつでなく、3つから5つの塊にしてゴロ合わせをすると楽に暗記できるでしょう。

時間の無駄!意味のない暗記法とは?

意味のない暗記法

効率よく確実に暗記する方法は、何度も思い出すこと。

3つの具体的な方法を紹介してきましたが、反対に意味のない暗記方法もあります。

多くの人がやりがちですが、意味のない暗記術も紹介しておきましょう。

蛍光ペンで線を引く

テキストの大事なところに蛍光ペンやマーカーで線を引いている人も多いのではないでしょうか。

ですが、蛍光ペンで線を引くのは暗記に全く意味のない方法です。

それどころか何もしないよりも覚えられない可能性すらあります。

文脈や前後関係を理解できなくする

蛍光ペンは覚えたい単語に線を引くことがほとんどです。

しかし、単語だけを覚えてもどんな意味を持つ単語かもセットで覚えなければ試験やテストでも全く役に立ちません。

蛍光ペンでマーカーを引くと、線を引いた単語に注意がいく一方で文脈を理解する邪魔となります。

実際に、2013年にケント州立大学のJohn Dunlosky教授らが発表した研究結果でも否定されている暗記には向かない勉強方法なのです。

何度も読み返す

記憶は何度も思い出すときに定着するのは述べてきた通りです。

同じテキストを何度読み返しても思い出す作業は全くないので、暗記に繋がりません。

単語カードより50%も記憶できない

上記で紹介した単語カードとテキストを読み返した場合の比較では、単語カードを使って思い出す作業をした方が50%も記憶が定着していました。

同じ時間の勉強でも、読み返すだけだと単語カードの半分しか記憶できないのです。

短い時間で効率よく確実に暗記できた方が、自分の時間も作れるし試験でも良い点が取れますよね。

せっかく暗記や勉強をするのなら、同じ時間でたくさん効果のでる単語カードや模試形式の勉強をする方が断然良いでしょう。

何度も思い出すことが確実に暗記するベストな方法

効率よく暗記するには思い出すのが大切

暗記を確実で効率よく行う方法について、3つの具体例と意味のないやり方を紹介してきました。

繰り返しになりますが、確実で効率よく暗記する方法は、何度も思い出す作業をすることが何より大切です。

記憶の仕組みはまだ未解決も多い分野ではありますが、今回紹介した方法は実験や研究でも効果のある私たちの脳に適した暗記方法となります。

効率よく勉強して自分の時間を作ったり、少しでも高い成績を取るために、紹介した暗記法を実践してみましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

「人生の生産性アップ」をテーマに、仕事やスキルアップに関する情報を発信しています。【経歴】明治大学→バイト3つ掛け持ち→不動産系ベンチャー→WEBマーケティング。WEBマーケティングの仕事をしつつ、転職や勉強方法などについて更新しています。