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人見知りが持つ長所ってあるの?
私自身、結構な人見知りでパーティや交流会は苦手な人間ですが、
人見知りをネガティヴに思っているなら大きな勘違いをしているかもしれません。
人見知りは多くの長所があり、直すどころか活かすべき特徴だとするデータや研究も増えてきました。
今回は、データを元にした根拠ある人見知りの長所についてお伝えします。
人見知りが持つ5つの長所
早速ですが、人見知りが持つ長所を心理学の研究やデータを元に5つ紹介します。
人見知りをネガティヴに捉えるのは、もはや時代遅れ!
人見知りだからこそ持っている長所を知り、活かせる方法を探しましょう。
コミュ力が高い
人見知りは、コミュニケーション力が低いと思われがちですがむしろ逆。
社交的な人は相手を気にせずに話しかけられるので、人見知りせずにたくさんの人と話すことができます。
一見、対人スキルが高いのは人見知りしない社交的な人と考えられがちですが、人見知りの人こそ相手の感情や本質を見抜く力があるのです。
人見知りほど相手を観察している
人見知りほど人の感情や本質を見抜く力を持つのは研究でも明らかになっています。
イエール大学で行われた社会心理学の実験では、相手の感情を正しく読み解けたのは孤独で内省的な人見知りの人達が多かったのです。
参照:孤独でいる人ほど人間の本質を見抜く洞察力が優れている可能性
社交的な人は自己主張が強くて相手の気持ちに敏感じゃないから人見知りせず初対面でも話しかけることができるだけ。
相手の気持ちを分かり観察力があるのは人見知りこそ持つ長所なのです。
リーダーに向いている
人見知りほどリーダーに向いている?
そう驚く人もいると思いますが、人見知りの長所としてリーダーに向いているのもその1つ。
理由は、人の感情や意見を正確に捉える力を持っているから。
全ての場面ではありませんが、組織にいる人の特徴によっては、人見知りほどリーダーに向いている場合もあるのです。
人見知りはまとめ役に適任
社交的な人は、組織に活気を与えて鼓舞する能力に優れています。ワントップでチームを導いていくのは社交的な人がリーダーとして適任です。
でも、モチベーションが高く意見やアイデアも積極的に出てくる組織では状況は変わります。
それぞれの意見をまとめて調整するには、人に対する洞察力が必要不可欠。
人の感情を理解する力があるのは人見知りが持つ長所です。
すでにやる気があり自発的な行動ができる組織ほど、リーダーには人見知りの人が向いているのです。
生産性が28%も上がる?
リーダーを社交的or内向的で人見知りかで分けて行われた実験があります。
アメリカの心理学者アダム・グラントが行った研究では社交的なリーダーと内向的なリーダーをそれぞれ作り、単純作業の生産性や作業効率を調べました。
その結果、リーダーが内向的な振る舞いをしたチームは28%も生産性が高まったのです。
実験の考察としては、
積極的に話しかける社交的なリーダーは、部下からしつこくて自分の意見を聞いてもらえていないと感じられた反面、人見知りで内向的なリーダーほど意見や気持ちを尊重してもらえていると感じられやすくなり、生産性も高くなったと考えられています。
組織において、自分を認められる感覚は非常に大切な要素であり、Googleでは生産性を最も高める指標ともされています。
相手の気持ちを理解できる人見知りは、リーダーに向いている長所も持ちあわせているのです。
準備・計画力がある
人見知りは行き当たりばったりでコミュニケーションと取ったり物事を進めるのが苦手です。
でもそれは長所の裏返し。
人見知りは、下調べや準備をする力を長所として持っています。
仕事で企画をする時は、段取りや準備力のある人見知りは必要不可欠です。
リスクに備え抜けがない準備ができるのは、人見知りに共通する長所の1つです。
準備力は人見知りの裏返しでもある
そもそもなぜ人見知りをするか?ですが、相手に対する準備ができていないのが原因の1つ。
「私のこと嫌いじゃないかな」
「気に障ることを言ってしまわないか不安」
そのような漠然とした不安によって初対面だと積極的になれないのが人見知りです。
ですが、不安は準備やリスク管理の原動力に変わります。
楽観的な社交性の高い人では気が付かないリスクや細かい準備を考えられるのは、人見知りだから持つ長所となります。
対人関係をはじめ、様々な不安やリスクを考えられる長所を発揮できる場所を見つけると欠かすことの出来ない人材になれるでしょう。
思考力がある
人見知りの人は、日頃から色んなことを考えています。
というのも、社交的な人に比べて不安やリスクが頭に浮かびやすいので自然と考える量も増えてしまうのです。
不安ばかり考えすぎて精神を病むと行き過ぎですが、生まれつき思考する習慣が身についている人見知りは、考えたり分析する力も高くなります。
考えすぎるから人が苦手になる
初対面の人と話したりパーティや交流会が苦手なのは、この思考力も原因の1つ。人見知りは相手からより多くの情報を受け取り、特徴を分析したり話す内容を人一倍考えます。
ですが、たくさん考えてしまう結果として頭が疲れてしまい対人関係に苦手意識を持ちやすくなります。
当たり障りのない会話ができる社交的な人を羨ましく感じることもありますが、相手の情報を多く受け取り考えられているのは人見知りこそ持つ長所だと自信を持ちましょう。
お金が貯まりやすい
人見知りは浪費をしにくくお金が貯まりやすい長所もあります。
社交的な人は人付き合いも多く、相手から良く見られたい気持ちが強いので、ブランド品を身につけたり飲み会に使うお金も増えていきがち。
反対に、人見知りは友達が多すぎることもなく、付き合いや見栄を張るための買い物で破産するリスクが少なくなります。
社交的な人ほど見栄を張る
人見知りほどお金が貯まりやすい根拠として、社交的な人ほど消費が多いデータがあります。
ロンドン大学で718人を対象にした調査によると、収入の低い社交的な人と内向的な人を比べたところ、社交的な人の方がブランド品などに手を出しやすいことが分かりました。
理由としては、貧しさをブランド品などで埋め合わせようとしているため。
外向的な人は、よりステータスが高い体験や商品に金を出すことで、自分の貧しさを埋め合わせようとする。低収入に対する消費行動は、性格の違いに大きく影響されている。
引用:パレオな男より
内向的な人見知りは、自分の身の丈にあったもので我慢や満足しようとしますが、人と比較する機会も多い社交的な人は、貧しさを埋めるために見栄を張ってしまうのです。
破産したくないなら、無理に社交的にならず人見知りのままいた方が安心できるでしょう。
人見知りは短所じゃなく長所!
友達がたくさんいてキラキラした社交的な人たちは羨ましく思われがちですが、コミュ力が高い訳では決してありません。
初対面の人や初めての出来事でも臆せずに行動できるのは社交性のある人が持つ長所ですが、言い換えると不安やリスクに鈍感で考える力が弱いと言い換えることもできます。
相手の気持ちを理解できコミュ力が高いのは、むしろ人見知りの人たちです。
初対面で話すのが苦手だからと言って、コミュ力が低いと落ち込む必要は全くないのです。
発信力の低さで長所が伝わりにくかった
人見知りは直して友達をたくさん作ろうとする幻想が世の中に溢れてしまったのは発信力の低さが理由とも言われています。
社交性の高い人は自尊心も高く多くの人に自己主張ができます。
反対に、人見知りの人は自尊心が低く近しい人にしか自己主張できません。
人見知りが持つ長所も、人見知りだからこそ持っている謙虚さや主張の低さによって、世の中に伝わりにくかったのです。
人見知りは発信力が低いだけで、たくさんの長所を持っていると理解しましょう。
人見知りの長所と特徴まとめ
人見知りの魅力は徐々にですが世の中に伝わりつつあります。
今回紹介したように心理学の研究も活発になって、人見知りな人が持つ能力や長所が明らかになってきたことや、IT社会で人見知りが持つ能力を活かすことのできる職業が増えてきたことが理由です。
もし、自分が人見知りで悩んだり辛い気持ちを持っているのなら、是非考え直してください。
自分が生まれ持った特徴を無理に変えるより、長所を理解し活かす道を考えた方がストレスも少なく自分の才能を発揮できる可能性は高いはず。
人見知りの長所が世間にも正しく認識されれば、長所の欄に”人見知り”と堂々と書ける未来が来るかもしれません。
人見知りこそ持っている長所を生かし、仕事もプライベートも充実させましょう。