ベンチャー企業就職のメリット&デメリット!【3年勤めた体験談】

ベンチャー企業に就職するメリット・デメリット

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「新しい事業やビジネスを展開する新興企業」の意味を持つベンチャー企業。

ベンチャー企業専門の転職サイトもあるほど、大企業とは違う働き方を目指す人も増えて人気も出てきています。

では、
ベンチャー企業で働くメリットやデメリットはどのようなものなのか?

新卒でベンチャー企業に就職した私自身の体験談を元にメリット・デメリットについて紹介していきます。

ベンチャー企業は自分の軸があるかが大切

ベンチャー企業就職のメリット・デメリットをこのあと紹介しますが、

ベンチャー企業に就職して成功するか成功しないかは、自分自身の軸を持てているか次第です。

自分自身の将来が明確で、軸のある人にはベンチャー企業就職は大企業より多くのメリットが得られるでしょう。

“自分自身の軸を持てているか?”

その点も考えながらメリット・デメリットを読んでいただけたらと思います。

ベンチャー企業に就職するメリット

ベンチャー企業に就職するメリット

自分でルールが作れる

ベンチャー企業では労務や働き方、業務の進め方などのルールが定まっていない事が多いです。また、変化のスピードも早く、日々新たなルールを作る必要も出てきます。

ベンチャー企業では入社してすぐの段階でもルールを作る事ができます。

自分でルールを作ったりやり方を考えるのが好きな人にとっては、この上ないメリットがベンチャー企業にはあります。

大企業では経営層や責任者がまとめてルールを作ってしまいがちですが、
ベンチャー企業なら入社してすぐの段階から、意見も聞いてもらいやすいです。

部活の部長やリーダー役が好きな人にとっては向いている可能性が高いですね。

会社の基礎になるルールを作れるのはベンチャー企業ならではのメリットです。

役職につくのが早い

ベンチャー企業では、役職がつくタイミングが非常に早く、大企業と比べると半分以下の期間で昇格する事も可能です。

実際に私自身、入社2年目には役職がつき昇格をしました。

役職がつく前から、業務によっては責任者として働く事もできており、小さい組織なだけあり上に上がるスピードはとても早いです。

大企業で何年も頑張ってやっと昇格というのが合わない人は、ベンチャー企業に就職して一気に上を目指せるのは大きなメリットとなるでしょう。

裁量権が大きい

ベンチャー企業では任せてもらえる範囲=裁量権が大きいのもメリットです。

その分責任も伴いますが、大企業では数年・数十年の下積みが必要なことでもベンチャー企業なら入社1年目から任される事も非常に多いです。

また、大企業だと何段階もある承認フローも、上司と社長の承認だけで通るなど、スピード感が早いのも特徴です。

早くから責任を持たせてもらい、大きな裁量権を貰って働くのなら、ベンチャー企業への就職は大きなメリットとなるでしょう。

経営層と距離が近い

ベンチャー企業では社長など経営層との距離が非常に近いです。

入社1年目から社長と同じ会議に出席して意見を出せる機会がある事も。

もし、将来的に独立や経営に関わりたいなら、経営者はどのような考えや意見を持っているのか、直接感じられるのは大きなメリットとなります。

会議だけじゃなく、オフィス内で話しかけやすいので、直に質問をしたり、考え方を知るチャンスも非常に多くあります。

将来経営を目指すのなら、大企業よりベンチャー企業に就職した方が、目指すモデル像を毎日見る事が出来るでしょう。

業務範囲が広い

ベンチャー企業は大企業と違って、限られた人数で業務を回さなければなりません。
そのため、業務範囲は広くなりやすく様々な経験を積む事ができます。

営業が主な業務でも、後輩の育成やイベントの企画も任されるなど、色々なことへチャレンジし、経験を積めるキッカケが多いのはベンチャー企業ならではのメリットでしょう。

色々なことへチャレンジしたい人にとっては魅力のあるメリットとなるでしょう。

事業立ち上げに関われる

必ずではないものの、
大企業と比べると事業の立ち上げに関わるチャンスが多いのも、ベンチャー企業へ就職するメリットです。

ベンチャー企業とは拡大最中の企業なので、会社として大きくなるために次々に事業やサービスが増えます。

また、経験が無くても意欲があれば新しい事業に関わるチャンスを貰いやすいので、自分でサービスを作り上げたい人にはメリットが大きいでしょう。

変化が早い

様々な変化が早いスピードで起こるのもベンチャー企業です。

事業の立ち上げ、打ち切り、新しい販促施策や労務制度の改正など、毎週のように何かしらの変化が起こっていると言えるほど変化が多くあります。

変化に付いて行きながら新しい制度を作ったりできるので、同じ事の繰り返しだと飽きてしまう人にとっては、メリットとなり得るでしょう。

社員全員と関わる事ができる

大企業のように数百人・数千人の規模になると、自分が在籍する部門以外の交流は非常に少ないです。

数年経って初めましてと挨拶する事も珍しくありません。

反対にベンチャー企業であれば、事業部が違っていても半年もあれば全員と交流できる事がほとんど。

会社は同じでも全体像が見れない大企業と違って、社員全員と関わる事ができるのは会社を理解するためにはとても大切です。

会社全体を知りながら働きたいのなら、全員と関わる事ができるベンチャー企業はメリットがあると言えるでしょう。

ベンチャー企業に就職するデメリット

ベンチャー企業に就職するデメリット

ブラック企業が多い

全てではないですが、ベンチャー企業ではブラック企業と言われる働き方をする会社も多く存在しています。

制度が定まっていなかったり、残業代が支給されないなど、ブラック企業に当てはまる企業も多く存在します。

定時で帰るなど、ホワイトな働き方を目指す人にとってはブラック企業への就職はデメリットとなる事が多いでしょう。

残業が多い

ブラック企業で無くとも、少ない人数で多くの業務をこなす必要があるベンチャー企業では残業が多くなりがちです。

その分残業代を貰えたり、スキルを早く身につけたい人にとってはメリットかもしれませんが、ワークライフバランスを優先して働きたいのなら、ベンチャー企業は残業時間が多くデメリットになる可能性が高いでしょう。

大企業の転職に不利

大企業では多くの応募があります。

そのため、知名度が低いベンチャー企業に勤めていた場合には書類選考の時点で落とされてしまうデメリットもあります。

たとえスキルや能力が高かったとしても、働いていた会社のネームバリューだけで判断する会社はいまだに多いです。

大企業への転職を目指すのなら、ベンチャー企業はデメリットになってしまう可能性が高いです。

ルールや制度が整っていない

ベンチャー企業は急速に事業を拡大しているため、社内制度やルール整備が追いついていない場合が多くあります。

勤怠管理や休暇の申請など、基本的なルールが定まっていないままの会社も多いです。

その分、自分達で新しい制度を作り上げる楽しさはありますが、制度もしっかりした会社への就職を目指すのなら、ルールが曖昧なままのベンチャー企業はデメリットとなるでしょう。

教育制度が整っていない

ベンチャー企業は即戦力で働く事ができる反面、丁寧な研修やOJTがある会社は少なく、教育制度が整っていない会社が多いです。

早くから実践を多く積みたい人には向いていますが、1から順番に教わりたい人は急に現場に出されて慌ててしまうケースも。

私自身も早くから現場に出て仕事をしていましたが、実務をしながら基礎力をつけていきました。

自主的に学びながら覚えられる人は良いかもしれませんが、基礎を時間をかけて教えて欲しい人はデメリットになります。

業務が変わりやすい

ベンチャー企業は新規事業が出来たりと変化が多くあります。

変化があると同時に業務が変わってしまうリスクも大きいです。

「営業をやりたくて入社したけど採用ばかりに時間が取られている」

など、会社の変化に応じて求められる役割が変わってしまう可能性があります。

もちろん、その場その場で上司や役員と相談しながら決めていくことは出来ますが、入社から求められる役割が変わってしまうリスクはデメリットとなってしまうでしょう。

何かのプロになりにくい

業務範囲が広く、会社の変化に応じて求められる業務が変わりやすいベンチャー企業では、何か一つのスキルを伸ばす点においてデメリットが大きくなります。

広い業務に関われるのは良いことですが、その分1つの業務に集中できる時間が少なくなるリスクは事前に知っておくべきです。

自分の将来や身に付けたいスキルが明確になっていれば、業務が増えたり役割が変わった時でも1つの軸を持って仕事をする事ができますが、

自分の軸がないままベンチャー企業に勤めていては、
「何でも屋さん=何のプロでもない人」になってしまいます。

ベンチャー企業に就職してスキルを身に付けたいのであれば、自分自身の将来や軸を持って仕事をする事が大切です。

ベンチャー企業に新卒で就職した体験談

私は新卒でベンチャー企業に就職して働いた経験があります。

まとめてきたように、業務範囲は広く様々な経験ができて昇格スピードは早かった反面、自分自身の軸を持っておらず何かに突出したスキルや専門性を持つ事が出来ませんでした。

転職活動を行った時も、特定のスキルが無いのは非常にネックになった経験もあります。

自分の意欲次第では大企業の何倍もチャンスがあり、成長ができるベンチャー企業ですが、自分自身の軸を持っていないと何でも屋さん=何のプロでも無い人になる可能性があります。

ベンチャー企業に就職をするのなら、将来像や軸をしっかり持ち就職するように気をつけましょう。

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2019.06.06

ベンチャー企業で成長できるかは自分次第

ベンチャー企業でも大企業でも、成長できるかは結局自分次第です。

大企業に居ても少ないチャンスを生かして成長する人は居ますし、
ベンチャー企業で幅広い業務をこなしながらでも、将来に必要なスキルを身に付けられる人はいます。

“必要なのは、自分自身の軸を持つこと”

ベンチャー企業には、早くから責任を持ち大きな仕事ができるなど、沢山のメリットがあります。

ベンチャー企業に勤めるメリットを最大限に生かすために、自分自身の軸は何なのか?よく考えてから就職するようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

「人生の生産性アップ」をテーマに、仕事やスキルアップに関する情報を発信しています。【経歴】明治大学→不動産系ベンチャー→WEBマーケティング。WEBマーケティングの仕事をしつつ、転職や勉強方法などについて更新しています。