時間が早く感じる科学的な方法!色で脳を操る?【活用例有り】

時間を早く感じる方法は青い色を使う

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「退屈な時間を早く感じる方法はないの?」

  • 会議の時間
  • 苦手な作業
  • 面倒な課題や宿題
  • やる事がない待ち時間

退屈で時間がなかなか進まない経験、皆さんもありますよね?

そんな、時間を早く進めたい時に使える科学的な方法は”色”にあります。

今回は色を使った時間が早く感じる方法とその理由について紹介します。

逆に、時間がゆっくりに感じる注意が必要な色も紹介するので、あわせてご覧ください!

時間が早く感じる方法は青い色!

なぜ時間を早く感じるのか

時間を早く感じさせる科学的で最も簡単な方法は、青い色を見ることです。

青い画面、海や晴れた空の写真など、青い色を見ることで私達の脳は時間が早く過ぎる錯覚をします。

“青”は時間を早く感じさせる色

「色だけで時間の感じ方が変わることなんてあるの?」

と疑問に思った方!

色による心理の変化は様々な研究がされており、交通機関や企業なども取り入れている日常生活で既に多く取り入れられている効果なのです。

有名な実験で、赤と青の2色の部屋を用意して「1時間経ったら出てきてください」とお願いし、実際に出てきた時間の違いを調べたものがあります。

実際に出てきた時間は、実際の1時間に対して、

  • 赤の部屋:40〜50分
  • 青の部屋:1時間10〜20分

青い色の部屋で過ごすと、時間の経過が早くなり実際より長い時間を過ごすことになったのです。

割合にすると、青い色により約15〜30%ほど体感時間が早まっていて、影響は非常に大きいことが分かります。
反対の効果になった赤い色と比べると、感じる時間は2倍近くも差があります。

他にも、室内の壁紙の色が異なる部屋で会議をしてもらい、体感時間を計ったところ青い色の部屋で過ごした方が体感時間が短くなったとする実験もあります。

このような結果からも証明されているように、
青い色の効果を使うと、作業・勉強をする時には青い色が目に入る環境で過ごした方が、あっという間に時間が経つ効果を期待できるのです。

なぜ青い色で時間が早く感じるのか?

青い色を見ると、なぜ時間が早く感じてしまうのか?

その理由に繋がりそうな青い色が持つ2つの効果があります。

青い色は集中力を高める

理由として想定される1つ目は、青い色は集中力を高める効果があることです。

色によって勉強や作業効率が変わるのですが、青い色の環境では何かに没頭しやすくなる事が分かっています。

高い集中状態を作ることは”フロー状態”と呼ばれる時間を忘れて没頭するコトに結び付きます。

集中力を高める青い色は、作業に没頭し集中する効果を作り出すことで時間を早く感じさせるのです。(仮説です)

青い色は心拍数を下げる

2つ目の説は、青い色が心拍数を下げる効果があること。

赤い色は心拍数を上げて体温も高くなるのですが、青い色はリラックスさせ心拍数を下げる効果があります。

心拍数が時間感覚と関わっているのは人だけでなく動物全体として知られており、心拍数が速いほど時間感覚はスローになります。

心拍数が速いネズミは10秒もゆっくり感じるが、
心拍数の遅いゾウは10秒は一瞬で過ぎてしまう。

心拍数の速さが違う、動物の例と同じ現象が、色による心拍数の変化によって起きているのです。

青い色を見て心拍数が上がると、時間があっという間に過ぎたと感じやすくなります。

青い色をどう取り入れるか?

時間を早く感じる青い色をどう取り入れるか

青い色で時間が早く感じる効果は紹介してきた通りですが、ではどのように取り入れれば良いのか?

色で時間を早く感じさせる方法を紹介します。

カーテンの色を変える

作業する場所が自宅や自分で変えられる環境であれば、実験で行われた環境と同じように部屋の色を大きく変えてしまう方法が最適です。

壁紙を変えるのはハードルが高いですが、カーテンならハードルも低く出来る人も多いのではないでしょうか?

青い色は集中力アップやリラックス効果も期待できるので、カーテンの色を変えることで過ごしやすい部屋作りにもなります。

デスクマット・テーブルクロス

カーテンは難しく、職場での環境を変えたい人であればデスクマットやテーブルクロスを使い、青い色を取り入れる方法がオススメです。

自分の机や作業する範囲だけ取り入れる事ができますし、大きめの紙や布を敷く事で代用も可能です。

また、机の上の作業時に常に色が目に入るので、時間を早く感じる効果を十分に期待できます。

人は無意識が脳の90%の働きを占めます。
青い色を直視しなくとも視界に青い色が入るだけで効果は出るので、目線に入るデスクの上を青い色に変えましょう。

デスクトップ画面を変える

PCで作業をする人は、デスクトップを青い色の画像に変える方法は非常に手っ取り早い方法となります。

もちろん、全画面で作業してしまうと効果は薄くなるので、画面の枠に青い背景が見えるようにしておけば実際より時間が早く過ぎるでしょう。

また、単に青い色の画像でなく、海や青い空の画像など色が青ければ良いので、青系統の綺麗な画像を設定することをオススメします。

自然の写真を見るとリラックス効果も高まるので、その点でもオススメ出来ますね。

デスクトップにオススメの写真

あくまで一例ですが、このような画像だと効果が期待できます。

時間を早く感じる色1
時間を早く感じる色2
時間を早く感じる色3

 

時間をゆっくり感じる色に注意!

時間をゆっくり感じる色

青い色は時間を早く感じさせますが、反対にゆっくり感じてしまう色もあります。

それは、赤・オレンジです。

この記事の前半で、研究の結果としても述べましたが、実際よりも時間をゆっくり感じさせる効果がある色なのです。

退屈な時間に赤やオレンジを使うと、より時間が長く感じてしまう注意すべき色です。

私たちの周りでも使われている色の効果

色の効果は私たちの日常にも多く溢れていて、特に赤やオレンジは顕著に取り入れられています。

実際、ファーストフード店など、回転率を高くしたいお店では赤やオレンジの色が多いですよね。

  • ハンバーガーショップ
  • 牛丼屋

このような“回転を重視する店舗”の色は、赤やオレンジがほとんど。

色による人間の心理を利用して、自然と早く退店したくなるように促しているのです。

私たちも知らないうちに、色によって心や脳を操られているんですね・・・

日常で使える例を紹介

退屈で時間が長く感じてしまう作業をする時には、赤やオレンジが目に入らないように注意しましょう。
そして青い色を使うと、意外とあっという間に作業が終わったと感じることができます。

日常でも使える例を紹介します。

    色の時間感覚効果を活用する例
  • 会議の資料には青い背景を取り入れる。
  • 待ち合わせはファーストフード店の前はNG。
  • 待ち時間が長い時は海の動画を見る

色の効果で体感時間を変化させよう

青い色は時間を早く感じさせ、反対に赤やオレンジの色は時間をゆっくりと感じてしまう事を紹介してきました。

青い色によって、体感時間が15〜30%も早く感じたように、人の心理・脳は、多くの影響を受けています。

ですが、その効果を知ることで自分の能力や心を上手に操ることも可能ですし、自分だけでなく仕事や人間関係を上手に進めるために、色の効果を使うことも非常に効果的な方法となります。

企業の戦略としても使われている心理学なので、効果の信頼度も高いですよね。

日常の生活を少しでも豊かにするために、色による体感時間の効果をぜひ取り入れてみてください!

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ABOUTこの記事をかいた人

「人生の生産性アップ」をテーマに、仕事やスキルアップに関する情報を発信しています。【経歴】明治大学→不動産系ベンチャー→WEBマーケティング。WEBマーケティングの仕事をしつつ、転職や勉強方法などについて更新しています。