性格の半分は生まれつき決まってる?性格分析の基本:ビッグファイブについて解説

性格は生まれつき決まっている?ビッグファイブテストとは?

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  • 人見知りを直したいな
  • あの人は保守的な性格だよね
  • コツコツした作業が苦手

人の性格は十人十色。
あなたの周りにも、全く同じ性格の人はいないと思います。

そんな人それぞれ違う性格ですが、実は生まれつき決まっている要素がほとんどなのです。
生まれつき持っている遺伝子により、人見知りなのか社交的なのか、コツコツした作業が得意か不得意か?などは決まっています!

性格の傾向が収入の高さに結びつく場合も!

今回は、私達の性格はどのように分類されて、どのような特徴を持っているかについてまとめました。

心理学で使う性格分析:ビッグファイブテスト

心理学では、人の性格を分析する上で、主要5項目をまとめたビッグファイブテストという分析が使われます。

ビッグファイブテストという性格診断は、アメリカのルイス・ゴールドバーグという心理学者が提唱したもので、この分析は心理テスト等とは違い、キャリアコンサルタントやカウンセラーの資格試験でも出題される項目で、社会的にも信頼の高い分析となっています。

現在、世界的に一番メジャーな性格分析と言えるでしょう。

今回ビッグファイブを取り上げたのは、個人の職業や業務の適合性、得意不得意の見つけ方と言う点でベースとなる内容のためです。

ビッグファイブを診断出来るサイトは検索するだけでも結構多く、まず初めに一度診断してみるといいかもしれないですね。

簡単に診断出来るサイトはこちら

ちなみにですが私が診断してみた結果はこちらです・・・

協調性が低く開放性(新しい経験へのチャレンジ精神)が高い結果が出てます。

協調性が低いところとか、自分でも納得の結果です。

ビッグファイブ 5つの項目について

ビッグファイブに使われる項目はそれぞれの結果を組み合わせて考える事で個々の特徴がより正確に捉える事が出来ます。

また、将来の犯罪と関係が深いのは誠実性と協調性だったりと、目的となる内容毎にどの項目を見るべきかが変わってきます。

    ビッグファイブテスト5つの項目
  1. 新しい経験への開放性(Openness to experience)
  2. 誠実性(Conscientiousness)
  3. 外向性(Extroversion)
  4. 協調性( Agreeableness)
  5. 精神的安定性(Neuroticism)

英語の頭文字を繋げてOCEANで覚える事が多いみたいです。

間違ってはいけないのは、高いから優れている・低いから劣っていると言う訳ではなく、
それぞれの特徴を捉えた上で自分にあった仕事ややり方、将来設計の仕方を見つけるための指標なのでその点は予め心得ておきましょう。

各項目の特徴について解説していきます。

新しい経験への開放性(Openness to experience)

  • 知的好奇心の強さ
  • 新しいアイデアを好むか
  • 想像力の高さ
  • 安定よりも変化やチャレンジを好むか
  • これまでの慣習を気にしないか

新しい経験への開放性。

数値が高いほど好奇心が高く、チャレンジ心も強い傾向となります。反対に低い場合は保守的で安定志向が強い事を示し、過去の慣習や伝統を大切にするとも言い換えられるでしょう。

「開放性が高い起業家は良い」みたいな話もあって、新しいことでも興味を持ち試したくなる性格は、新しいことにどんどんチャレンジ出来る起業家向きとも言えるでしょう。

誠実性(Conscientiousness)

  • 几帳面さ
  • 用心深い
  • 良心や倫理観を大切にしているか
  • 勤勉でコツコツやるタイプかどうか
  • マメ
  • 計画や秩序を大切にする

いわゆる優等生と言える、コツコツと物事に取り組める指標と言えます。
数値が高い人は倫理観があり真面目で誠実。恋愛においても一途でマメなタイプと言えるかもしれません。反対に数値が低い場合は大胆な行動を起こせたり思い切った判断を下す事が出来る傾向が強いと捉える事が出来ますね。

誠実性の高さは物事をやり切る指標でもあり、数値が高いほど収入が高いなどの特徴も!
結婚相手を選ぶなら、誠実性が高い人を選ぶと良いかも?

逆に誠実性が低い人は仕事を直ぐに投げ出したり、責任感が無かったりするので注意した方がいいかもしれません。

外向性(Extroversion)

  • 他人と関わるのが好きか
  • 人懐っこい
  • 会話やコミュニケーションを積極的に取るタイプか
  • 集団やグループが好きかどうか
  • 楽天的

人と関わるのが好き・得意か、一人で考えたり行動する方が好きなのかの指標で、高い人ほど例えば営業職や接客業には向いていると言えます。

低い人は、いわゆる人見知りのタイプ。沢山の人と会うより一人でいる方が好きな人。

集団を束ねるのも得意である傾向もありますが、その点には諸説あり、数値が低く内向的な人でも、率いる人の性格により異なってくるので、外向性が高いから必ずしもリーダーに向いていると言う訳ではないのは心に留めておきましょう。

一点勘違いしないで欲しいのは、
コミュニケーション能力の高さを測るものではなく、初対面の人と話すのが好きかどうか?って指標なので、「外向性が高い=コミュ力高め」ではありません。
内向的な人の方が、人の弱みを分かったり聞き手に回る事が出来たりと、実はコミュ力が高いんじゃないの?って話も。

外向性が高い人は、自己主張が強めの人も多いので他人へ気遣いが出来るか気をつける必要もあるでしょう。

関連記事:内向的な人が苦手とする人の特徴

協調性( Agreeableness)

  • 他人を信頼しているか
  • 利他的な性格が強いか
  • 他人の意見を聞きやすいか
  • 他者に対して正直に接するか
  • 性善説的な考え方を持っているか

人を信頼して任せる事に抵抗がないのかが分かる指標で、高い人は人への思いやりや他人を性善説的に考える事が出来ると言えます。

ただ、高すぎると自分では決められず依存的な性格でもあると言えるでしょう。反対に低い場合は自分の力で成し遂げたい気持ちが強い事を表し、少し悪い言い方をすると、自己中心的で反社会的、他人のせいにする傾向が高いといえます。

協調性の高さは、思いやりの高さにも繋がり人と上手くコミュニケーションが取れる人ではあるのですが、ややこしいトラブルに巻き込まれたり、人付き合いで出費が増える傾向もあるようです。

協調性が高い人は、楽しいからとお金を使い過ぎないよう注意することが必要です。

精神的安定性(Neuroticism)

  • 悩みがちで不安を抱えそうか
  • 他人の目を気にしやすいかどうか
  • パニックになりやすいか冷静か
  • 感情的、衝動的な行動を取りやすいか
  • 劣等感を抱きやすいか
  • 怒りや敵意を持ちやすいか

数値が高いほどマイナスな感情へ敏感で、ストレスを抱えやすく不安・怒り・劣等感・孤独感などを感じやすい性格といえます。
また他人の目を気にしやすい性格でもあり、批判にも敏感な傾向があります。反対に低いほど物事に動じない性格で他人の目を気にする事が少ないとされます。

精神的安全性が高くなってしまうとうつ的な感情を抱えることにも繋がり、情緒不安定で人間関係に悪影響が出る場合も。

性格は遺伝で半分くらい決まっている

ビッグファイブによる性格分析ですが、様々な研究によりおおよそ半分は遺伝で決まっているという発表がなされています。

5つの因子とは、外向性、神経症傾向、誠実性、調和性、開放性。それらが、順番に、46%、46%、52%、36%、52%が遺伝要因で、のこりは環境要因という結果が出た。

<中略>

カナダ、ドイツなどでも、同じ方法で調査され、きわめて似た結果になったという。我々人類の「心」の普遍性を示しているのかもしれない。

引用:National Geographic「パーソナリティも遺伝で決まる?」

まとめると

  • 新しい経験への開放性(Openness to experience):52%
  • 誠実性(Conscientiousness):52%
  • 外向性(Extroversion):46%
  • 協調性( Agreeableness):36%
  • 精神的安定性(Neuroticism)46%

項目によっては50%以上も遺伝的傾向があると判断されるなど、人の性格は生まれ持った時点である程度決まっているといえます。

また、こちらの実験で注目すべきは日本での調査という点です。

ビッグファイブや性格の遺伝性を知る上では双子を調査する場合が多いのですが、日本で4万4000組もの双子をリストアップし調査協力をお願いした調査という事で、アメリカや欧米での研究が盛んな心理学の分野において日本だけでこれだけ多くのデータが集まったというのはなかなか貴重な結果だなと思います。

残りの半分は何で決まるのか?

では、性格の残り半分は何で決まるのでしょうか?

「家庭環境で決まる」のは間違い!

家庭環境が性格に与える影響は、実はあまり大きくないのです。

でな何かと言うと、

”家庭以外での人との関わり”

例えば、保育園や学校、友達付き合いなど。

生まれつき遺伝で半分決まっている性格の特徴の、残り半分は家庭以外の人との関わりの中で形成されいくのです。
小さい時の保育園や学校、友達関係は性格を形成する上でとても重要って事ですね。

参考記事:子育てと性格は無関係?

性格を活かせる社会に

「自分に合う仕事はなんだろう」

はっきりしない人は、「自分を良く知ろう」というのが個人的な答えであり意見です。

スポーツでもメンバーの特性をどう活かすか、一番良い戦略は何かを考えるように、

「メッシを活かせる布陣にしよう」「イチローは1番バッターで使おう」 など、

チーム状況や強みを理解しないと戦略はたてられないですよね。

同じように自分の特性をしっかりと理解せずに、やる事=戦略を考えてしまうのは勿体ない事です。メッシが居るのに守備中心でパワープレーを戦略にするみたいな感じ。勿体ないですよね。(サッカー分からない人はごめんなさい)

古くから日本の教育環境や会社においては、社交的であるのが良しとされたり、計画や秩序が大切にされ、そのような教育や環境に身を置く事が多かったと思います。
ですが紹介した研究結果など、性格の半分近くは遺伝で決まっている事が分かってきてからは、自分の性格を正しく捉え、活かしていく流れが徐々に出来ていると感じます。

海外の企業だと顕著だと思いますが、出来る事出来ない事をハッキリさせて補完し合うようなチーム作りがされています。

ビッグファイブをキッカケに、自分の本心やこれまでの人生を振り返って一度自分自身を見つめ直し、これからの人生を考えてみてはいかがでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

「人生の生産性アップ」をテーマに、仕事やスキルアップに関する情報を発信しています。【経歴】明治大学→不動産系ベンチャー→WEBマーケティング。WEBマーケティングの仕事をしつつ、転職や勉強方法などについて更新しています。