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テスト前で勉強しないといけない時、何故か掃除をしたくなる事ありますよね?
- 勉強しなきゃないのに、散らかった物が急に気になる
- 爪を切りたくなる
- 机の汚れが気になりだした
- スマホの写真整理を始めちゃった
このような、
テスト前に勉強をしたくなる現象は、「失敗する自分を守るため」に起こる心理現象なのです。
テスト前に掃除をしたい・片付けしたい衝動に駆られた時は、オススメする対処方法を使い、テスト勉強に集中できる環境を作り出しましょう!
テスト前に掃除したくなる現象は防御本能
テスト前に掃除したくなる現象はなぜ起きるのか?
答えは、自分を守る防御本能が働いているから。
テストで成績が悪かった時に、
「勉強する時間全然取れなかったから点数が悪いんだ」
「部屋が片付いてたらもっと点数良かったはず」
このように、
言い訳を”自分で作り出して”自分を守ろうとしているからなんです。
逆に点数が良かったら
「オレ勉強しなくても点数取れるじゃん!」
ともなります。
失敗して当然で、成功したらラッキーな状態を脳が勝手に作り出しています。
人間は失敗や損が嫌い
勉強した後、何が一番嫌かというと、結果=テストの点数が良くないこと。
「頑張ったのに報われなかった=失敗した」
「時間を損した」
そんな落ち込む心理になるなら、初めから十分な勉強時間を作らないほうがいいと脳は考えてしまいます。
人は失敗や損をするのがとても嫌いな生き物です。
1万円の損をした時、1万円を貰ってもイコールにならず、
2.5倍:2万5千円でやっと同等だとする行動経済学の研究もあります。
人間はとにかく損や失敗が嫌い。なので
「勉強したのに点数が悪い」事が起こらないように、出来ない言い訳を作り出そうとしているのです。
この心理はセルフハンディッキャッピングと呼ばれ、テスト前に掃除したくなる心理以外にも様々なところで現れています。
日常で起こるセルフハンディキャッピング
テスト前に掃除したくなる現象”セルフハンディキャピング”は日常の様々な所で現れます。
- 勉強する時間でもスマホから手が離せない
- ダイエット出来ないのは、家にお菓子が置いてあるからだ
- 先生の教え方が下手で成績が上がらない
- お金or時間が無いからオレには無理だ
- 田舎者は都会人に勝てない
テスト前の掃除のように、出来ない理由を自分で作り出すことや、自分以外に失敗の理由を求めることで、
「自分の能力や実力で出来なかった」「努力しても報われない」と思わないよう、自分を守っているのです。
あなたの周りにもいませんか?
「オレはやれば出来るやつだから」って人。
やれば出来る人は、結局やりません。
なぜなら、やったのに結果が出ないと自分が壊れてしまうから。
「やれば出来る」と考えるのは、「やらないから出来ていない」という、自分を守るために起こるセルフハンディキャピングの1つなのです。
セルフハンディキャピングは悪じゃない
セルフハンディキャピングは努力をしない原因にも見えて悪いことと考えてしまいがちですが、必ずしも悪いものではありません。
全部自分が悪いと感じていては、健全な精神で日常を送れなくなります。
「オレはなんて出来ない奴なんだ・・・」
と毎日思っていては病んでしまいますよね。
セルフハンディキャッピングは自尊心を守り、失敗した時の落ち込みを少なくする心理で、一概に悪いものではありません。
でも、
テスト前に掃除をして勉強をしなければ成績も上がらないように、上手にコントロールしないとチャレンジや努力が出来なくなります。
セルフハンディキャッピングと上手く付き合う事は、新しい事を始めたり目標を達成する上で大切になってくるのです。
テスト前に掃除したくなった時の対処方法
テスト前に掃除をしたくなる現象や、自分以外に失敗の理由を当てはめてしまう時、どうすれば良いのか?
対処方法について、紹介していきます。
勉強だけ出来る環境に移動する
一番手っ取り早い方法は、テスト勉強や自分がやるべき事だけに集中できる場所を探すことです。
テスト前で掃除をしたくなって仕方がない時や、テレビやスマホを見てダラダラしてしまう時は、やるべき事だけに集中できる場所へ移動しましょう。
- 掃除したくなるのは家にいて目に入るから。
- テレビやスマホが気になるのは、物があるから。
勉強だけ出来る場所に移動して、掃除や楽しい誘惑が無い場所へ移動するのも有効な手段です。
人と比較しない
人と比較をしない事もセルフハンディキャピングを防止する上で大切です。
「Aさんの倍の時間勉強したのに、テストの点数で負けた」
他人との比較で勝ち負けや成功・失敗をつけるのは良くありません。
なぜなら、他人はコントロール出来ないから。
コントロール出来ない他人と比較して、成功or失敗を決めているとどれだけ頑張れば良いのか?も明確にならずにモチベーションも上がりません。
運動も勉強も、人によって努力の量は変わりますし、勉強時間が少なくてもテストの内容がたまたま良くて点数が上がる場合もあります。
「自分の方が沢山勉強したのに点数が低い」
と思うと自尊心が傷つき、防御本能:セルフハンディキャピングも起こりやすくなります。
目標に向かい“自分が”満足するまで頑張れたかどうか?を基準にしましょう。
他人との比較でなく、自分の中に基準を作ることが大切です。
勉強時間と点数は比例しない
テスト勉強でも仕事でも同じですが
「1時間勉強したら5点上がる」というように、努力の量とテストの点数や仕事の成果は必ずしも比例しません。
言い換えると、努力と結果の関係はイコールではないと言う事です。
テストや試験の問題は本番まで分からないですし、2時間やれば1時間の2倍成績が良くなる訳でもありません。
でも、努力で損をしないのも事実!
勉強した内容がたまたま今回のテストでは出ないかもしれませんが、覚えた知識は必ず増えています。
勉強した分だけ点数が綺麗に右肩上がりとはならないけど、長い目で見ると確実に自分の身になっている事を理解しましょう。
出来ない自分も認めてあげる
セルフハンディキャピングは、自尊心:自分のプライドを守るために起こります。
自信があるから守ろうとするのです。
では、元から自信を持っていなかったら?
守るべき自信も無いからセルフハンディキャピングも起こらないですよね?
「習ったばかりだから解けなくて当然。少しずつ理解しよう!」
「まだ初心者なんだから失敗なんて怖くない」
出来ない自分を認めてあげることで傷つく不安も無くなります。
ウサギとカメのように謙虚な気持ちで一歩一歩進んでいく気持ちが大切です。
テスト前に掃除したくなる現象はコントロールできる!
紹介してきたように、テスト前に掃除をしたくなる現象、セルフハンディキャピングは人間に備わった自己防衛の心理です。
全て自分のせいだと精神的に病んでしまいます。
反対に、自己を守るために他人や環境のせいにしてばかりでは、努力をせず成長もしなくなります。
セルフハンディキャピングが起こる心理を理解する=他人と比較してしまう気持ちや、努力が報われない怖さを理解すること。
また、掃除やスマホなど、言い訳が作れる環境・物から離れることで、自分の心をコントロールしましょう。
勉強や努力をした時間は、今後の人生で必ず活きてきます。
失敗や頑張ることを恐れずに、テスト勉強やチャレンジする勇気を持ちましょう!