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あなたは決断力がありますか?
もし決断力が無いと感じているのでしたら、心理的な特性や決断するための方法を知る事で、スムーズに物事を決められるようになります。
私たちは仕事もプライベートも、毎日とても多くの決断や選択をしています。
- 夕食は何にしようか
- 服はコレで、靴はコレで、、、
- 報告は優しいA部長に話そう
- 新規の取引先は、少し高いけど対応が安心なB社に決めた
- 夏休みの旅行はどこに行こうかな
朝起きてから、、、というか、「朝起きる」という決断から、
夜電気を消して「寝る」決断まで、決断の連続で1日を過ごしています。それは、決断力を高めて質の高い決断を下せるようになれば毎日がより充実するとも言えます。
今回は決断力を上げて生産性の高い日常を送る方法について、様々な研究結果を元にご紹介します。
決断力を上げる3つの方法とは?
結論から述べますと、
- 決断する回数を減らす
- 選択肢を減らす
- 何もしない時間を作る
この3つが決断力を高める方法です。基本的な考え方は、
決断力には限界があるので、要らない決断は減らす事です。それではなぜこの3つが大切となるのか?説明します。
決断力には限界があり、疲弊する
決断力を高める事において大前提となる考え方は、
人の決断力には限界があり、身体と同じように疲れてしまう
という考え方です。
この考えを世間に広める事となった研究があります。
決断力が下がると18万円損をする?
1つ目は、2011年にニューヨークタイムズに掲載された、スタンフォード大学の准教授である、ジョナサン・レバブ教授(Jonathan Levav)による実験結果です。
マーケティングや行動心理学を用いて、人々はどのように選択をするのか?を調べる為に、新車販売時の内装選びを実験にした結果、
決断が多くなるほど
- 自分で選択するのを早い段階で辞めて、標準設定を選んだ
- オススメを選ぶ傾向が上がり、18万円高いものを選んだ
このような結果が現れました。
選ぶ項目が多くなり、判断力が疲れた事で18万円も高い内装を選んでしまうのは、その事実を知らないと日常でも知らないうちに高く払っていること、多くありそうですよね。
ちなみに、コンビニやスーパーのレジ横にあるお菓子は、この原理をもとに置いているとも言われております。
選択肢が増えると決断出来なくなる
2つ目は、行動経済学やマーケティングの実験として2000年に発表された、スタンフォード大学のマーク・ R・レッパー(Mark R. Lepper)とコロンビア大学のシーナ・アイエンガー(Sheena Iyengar)による実験では、選択肢が増えることで行動や満足度がどのように変化するかを調べました。2010年に発売された実験をまとめた書籍はベストセラーにもなっています。
選択肢が増える事で分かったのは、、
人は選択肢が増えるほど決められなくなった
その理由として考えられたのが、
選択肢が増えるほど判断力が低下して決める事が出来なくなり、決断を回避してしまうという事。
多くの中から意思決定を行うのが精神的にしんどくなり、決める事から逃げてしまうのです。
皆さんも似たような経験ありませんか?
思い返せば皆さんも似たような経験はないでしょうか?
- 気に入った服が沢山ありすぎて、結局1つに決められなかった
- 旅行先選びで候補を沢山調べたものの、結局どこにしようか決められない
とか、ご紹介した実験結果と似たような経験、当てはまる事あったのではないでしょうか?
もう少し社会的な面から言うと、「やりたい職業が決まらないのは、選択肢が多すぎるからだ」みたいな話を聞いた事ありますよね?
選択肢が増えると、決める事が億劫になって決められなくなる。これは私たち人間の特性と言えます。
それでは、私たちの特性を知った上で、どうすれば決断力を上げる事が出来るのか?解説していきます。
決断力を上げる具体策:①決断する回数を減らす
具体策の1つ目として、まずは決断する回数を出来るだけ減らしましょう。
それを徹底して実践していたと言われるのが、Apple創業者スティーブ・ジョブズ。
いつも決まってジーパンに黒のTシャツ。それは服選びという決断を減らし、重要な決断に頭を使うためだったと語られています。知っていた方もいるのでは?
他にも、Facebookのマークザッカーバーグや、服を選ぶ人や食事を選ぶ人を専用で雇っていたとされるオバマ元大統領の話も有名です。
なので私たちも、
「毎日同じ服を着よう!」
というのもいいですが、流石に普通の人間としては出来ないのも事実。私も同じです。
毎日同じは無理だけど、服選びの手間を減らす方法を、私が実際に取り入れたものも交えて、具体策をご紹介します。
例:服のローテーション
服選びって意外と時間とりませんか?男の私でもなんだかんだ5分10分かかる事も割とあります。
チリも積もれば・・・って事で、私は服のローテーション制を導入しました!
上5種類・下3種類を順番にローテーション
コレで15日間、別コーデでいけます! スーツなら、
単純そうですけど、こうするだけで、105日間も別コーデでいけちゃいます!
休みの日もあるので、同じ組み合わせになるのは年に2回だけ!結構被らないものですよね?
毎日服装どうしようとか悩んでる5分・10分の貴重な時間が、ローテーション制にするだけで0分に。
1年では・・・60時間も自由な時間が生まれます!
導入するにあたりポイントが2つあります!
- 組み合わせやすい物だけを揃える
- 全部1軍で揃える
どの組み合わせでも大丈夫な物で揃えることと、全部デートに行けるような1軍で揃えるようにする事の2つを守ることで、ローテーションが崩れる事なく貴重な決断力を使わずに毎日過ごす事が可能になります。
また、枚数が減る分、1着に使えるお金は増えるはず!そのため、全部お気に入り=全部1軍で毎日気持ちよく過ごしましょう。
例:断捨離する
服選び以外にも決断する回数を減らす方法としては「断捨離」です。ミニマリストも今ブームですよね。
家の中、スマホのアプリ、PCのファイル、無駄なもの多く溜まっていませんか?必要なものがシンプルにまとまっていますか?
物があると、その分だけ決断する回数が増えます。
料理をするときにフライパンが5つあったら、大きさはどれが良いのか?と判断する回数がそれだけで発生します。
スマホの天気アプリや乗り換えアプリも、自分に合う1つだけにして、選ぶ・決断する手間を省きましょう。
物をシンプルに揃える事で、決断疲れを起こさずに重要な意思決定をより正確に判断出来るようになります。
決断力を上げる具体策:②選択肢を減らす
具体策2つ目は選択肢を減らす事。
選択肢が多いと選択=決断を回避してしまう心理が働いてしまいます。いかに事前に候補を絞ることが出来るかが重要です。
例:選択肢を分ける=グループリーグ方式で選ぶ
解決策の1例として、W杯のようにグループリーグ方式の採用がおすすめです。
上記、新車の内装選びの実験でも、多くの選択肢を提示するより、少ない選択肢の方が負担が少ないことが分かっています。
ではどうするのかというと、選択肢が多い中から選ばなければならない時、選択肢を細分化して少ない項目から選ぶようにします。
- 選択肢をグループに分ける(選択肢3〜5個)
- グループで1位を決める
- 各グループ1位の中での1位を決める
頭の中で行う人もいると思いますが、新車販売の実験でも分かるように、目で見て分かる形でグループ分けをすることで、思考の負担も減り、高い決断力を保つことが可能となります。
例:メールは来た順に返信する
「メールが溜まってどれから手をつけたら良いのか分からない」と、ただただ時間が過ぎていく状況。それはまさに選択肢があり過ぎて決断力が疲れてしまっている典型です。
上記のグループ分けでも良いですが、1つの解決策として、
返信するルールを決める。例えば「来た順に返信をしていく」こともオススメです。
メールが溜まっていてどれからも手を付けられる状況は、選択肢が沢山ある状況です。なので、「メールは必ず来た順に返信していく」とルールを決める事で選ぶ必要がなくなり、余計な決断をする労力を減らす事ができます。
また、この方法はもう1つ良い事があります。それは、初めにアレコレ見てしまい、1つずつの対応に集中出来ず生産性が下がってしまうのを防ぐ効果もあります。クレームやトラブルのメールが来ていたら、他の返信をする最中もどこか意識が持っていかれますよね。
来た順に対応するルールを設けることにより、どれからも出来るという無数の選択肢ではなく、1つの選択肢に絞ることで、集中力も保てて自動的に決断を行えるようになります。
それは、メール対応以外に決断力の余力を残すことにも繋がるので、予めルールを決めておく事が判断力向上のキーポイントになるでしょう。
決断力を上げる具体策:③何もしない時間を作る
決断する力が疲れてしまってるのなら、回復させて上げるしかありません。
そのために、決断しない時間を作る=何もしない時間を作る事で回復しましょう
例:散歩する
散歩をして決断する事から意識を遠ざけて、決断力・判断力の回復を待ちましょう。
その時はなるべく何も考えずにぼーっと景色を眺める事が大切です。ここでリラックス出来るほど、その後の決断力が高くなってくると思ってください。
意識が散るスマホは持たないか、カバンに入れるなどし、「何もしない事に集中しましょう」
例:仮眠する
「何もしない」を突き詰めると寝る事。
大切な決断を夕方にしなければならない時は、昼に仮眠を取り頭を空っぽにして上げる事で、決断力の回復が見込まれます。
注意点は2つ。
- 寝過ぎない事
- 夕方以降には仮眠しない事
この2つです。
仮眠する時間は10〜30分、長くとも1時間以内にするようにし、夜に眠れなくならない、昼頃の時間帯をオススメします。
まとめ
決断力を上げる方法についてまとめました。改めてお伝えすると、基本となる考えは
「決断力には限界があるので、要らない決断は減らす」です。
大事な決断をするために、要らないもの・重要度が低い決断をいかに減らすことが出来るのか?その視点が非常に大切です。
大切なものをもっと大切にするために、習慣の見直しや自動化出来る仕組み作り、取り入れてみてはいかがでしょうか?