子育てと性格形成は無関係?親が子供のために出来る事とは?

以前、性格の半分は生まれつき決まっているという記事を書きました。

遺伝で性格の約半分は決まる訳ですが、残りの半分において、

子育てと性格形成はほとんど関連性がないという研究結果が出ております。

 

では「親として子供のために出来る事は何があるのか?」

今回は私なりに考えてみました。

遺伝で決まる事、決まらない事

以前のおさらいとして、ビッグファイブという心理学の性格分析では半分近くは生まれつき決まっていることが証明されております。

  • 新しい経験への開放性(Openness to experience):52%
  • 誠実性(Conscientiousness):52%
  • 外向性(Extroversion):46%
  • 協調性( Agreeableness):36%
  • 精神的安定性(Neuroticism)46%

人見知りしやすいか、協調性があるか・・・など、性格の半分は生まれつき持った遺伝による影響です。

でも、、、

「半分は遺伝だけど、もう半分は成長していく過程で変えられるんでしょ?」

その通りです。

 

しかし、その成長過程の中で「子育て」や「家庭環境」が与える影響はほとんどない事が明らかになっています。

家庭外の環境が性格形成に大きく関わる

成長していく環境は「共有環境」と「非共有環境」の2つに分類されます。その違いは

共有環境

→家庭の事。衣食住を共にし自分を見繕ったりする事のない環境。

非共有環境

→学校・仕事・家庭外での経験など、多少なりとも社会性が必要となる環境。

 

 

環境はこの2つに分類をされます。

ですが、性格形成においては

  • 共有環境の影響は見られない
  • 非共有環境での過ごし方が影響度が高い

そのような研究結果が多くの学者により発表されているのです。

 

約30%〜50%が遺伝、その他は非共有環境。共有環境の影響はみられず、すなわち家庭における親の子育ての仕方は、性格形成には影響を与えていないということになるのだ。

引用:Forbes(行動遺伝学者:安藤寿康の調査より)

 

子どもの発達には遺伝と環境という要素があるが、この環境とは、親のことではなくて仲間集団のことである

引用:心理学者 ジュディス・リッチ・ハリス氏「子育ての大誤解」より

 

子供の性格形成のために出来ること

性格形成には家庭環境の影響が少ないですが、その中でも親として出来る事は何か無いのでしょうか。

性格形成の影響を受けやすい非共有環境の整え方を、私なりに4つ考えました。

  1. 学校や保育園を見極める
  2. 習い事、旅行等、多くの体験を与える
  3. やりたい事を応援出来る環境や体制を作る
  4. 友人関係に問題がないか(いじめや非社会的な関わりがないか)注意する

【理由】

  1. 適切な非共有環境を作る
  2. 適切な非共有環境を作る
  3. 子供の特性を存分に活かす環境を作る
  4. 言語能力や反社会傾向は環境での影響が多いので、気をつける

子供が「良い非共有環境」に身を置けるよう手助けをする事かなと考えます。

子供は親の分身ではない!

子供は親の分身でなければ所有物でなく、生まれながらにして一人の人間です。

科学的にみても、子供の性格は親が何かをせずとも生まれた時点である程度は出来上がっている事は分かっています。

子供が好きな事に取り組める環境を作る事が親として協力出来る事であり、また、間違った道やいじめなどマイナスな環境となっていないかを気をつけてあげる程度で良いのかなと思うんです・・・

 

私達の性格も半分は遺伝で決まっているように、子供にも子供なりの性格や特性が生まれつきあります。

親は子供の生まれ持った才能や特性を理解してあげる事が何より大切で、「こう育ってほしい」という気持ちは親のエゴでしかないのかもしれません。

逆に、言語能力や反社会傾向は共有環境の影響が多かったりもするので、「汚い言葉遣いをしない」「豊富な語彙力で普段から接する」「ルール違反や反社会的な行動をしない」等、子供は親の背中をみて育つと言われますが、親自身がしっかりした姿を見せる事が一番子供にとっては影響があるのかもしれません。

私達自身が子供の為にするべき事とは?

子供は親が干渉せずとも、生まれながらにして特徴を持っています。また、共有環境=家庭が子供の性格に与える影響はほとんどありません。

では子供にとって何をしてあげられるのでしょうか?

親のエゴで、子供に何かを託したり、あれこれ注文する時間があるのなら・・・

その時間でやるべき事は、

  • 自分自身が成長する事に時間を使う
  • 経済的な余裕を作り、環境を整えてあげる
  • 理解する時間や理解出来る知識を作る

それらが結果的に子供の将来のためになる行動なのかもしれません。

 

「背中を見て育つ・・・」ではないですが、

私自身も将来の子供の為に、まずは自分自身を高めていきたいなと思います。

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